モデル･菜々緒が読モやハーフ急増のモデル業界にウンザリ!

身長172cm､股下公称85cmという日本人離れした驚異のスタイルを誇り､ファッション誌『GINGER』専属モデルを務める菜々緒｡2011年から2012年にかけてバラエティー番組の露出量を一気に増やし､歌手･西川貴教との交際も話題となった｡

タレントとして大成功を収めている菜々緒だが､心の内には色々な不満や苦悩を抱えているという｡8月26日放送のフジテレビ系『ボクらの時代』で明かしていた｡
近年多くのファッション誌が新たに創刊されていく傍ら､廃刊となる雑誌も少なくない｡菜々緒が以前レギュラーモデルだった『PINKY』も､鈴木えみや佐々木希､木下ココら人気モデルを擁しながら2010年廃刊に追い込まれた｡
菜々緒は『PINKY』から『non-no』へ移籍､そしてターゲット年齢層が少し高めの『GINGER』へと移った｡

モデル界は2007～8年頃から情勢が変わりつつある｡背景には当時『Popteen』読者モデルだった益若つばさが"経済効果100億円"と称されるカリスマ的存在に君臨｡読者モデルが他誌の専属モデルを凌ぐ人気っぷりを見せた｡ティーン向けギャル系ファッション誌は読者モデルが誌面の中心を飾るようになり､小森純や鈴木奈々といった､タレント化する者も増えた｡『CanCam』『JJ』等の"赤文字系雑誌"でも､読者モデルやおしゃPと呼ばれるブランドプロデューサーがモデルの役割も担い､専属モデルが活躍の場を失うケースも｡

『ボクらの時代』で共演した佐藤かよがハーフモデルの事に触れようとすると､菜々緒は｢ハーフと比べんでくれよ～｡生まれ持った遺伝子が違うんだからさー!｣と露骨に嫌そうな顔を浮かべた｡
『GINGER』は菜々緒いわく､これまで専属モデルは純日本人のみ採用してきた｡ところが､2011年10月｢GINGERスターオーディションモデル部門｣で日本とアメリカのハーフ･伊藤ニーナがグランプリを獲得して同誌専属入りが決定??%A12012年1月号から誌面に登場し始めた｡菜々緒は彼女の名前こそ出さなかったものの｢この前一人(ハーフが)入ってきたんだよ!｣と発言｡明らかに嫌悪感たっぷりの口調に佐藤かよが思わず｢言い方!｣と突っ込んだ｡
菜々緒のスタイルは確かに日本人離れしている｡しかしハーフモデルだと菜々緒のようなスタイルの持ち主がゴロゴロいる｡顔立ちも非常に綺麗な者が多く､確かに太刀打ち出来ない面もある｡

菜々緒はテレビの仕事が増える反面､モデルの仕事がやりにくくなると感じたことも語った｡菜々緒がブレイクするキッカケになったのは､日本テレビ系『しゃべくり007』｡｢ギリギリ007｣で次々と放送出来ないレベルのどぎつい質問に答え､しゃべくりメンバーから絶賛を受けた一方､視聴者からは批判の声も多かった｡
自分がなんでもズバズバ言うタイプゆえ､バラエティー番組でウケるがその分本職のモデルとして評判が悪くなってしまう｡菜々緒は自分のせいで他のモデル達にも悪影響(イメージダウン)が出ているのではと心配している｡

ただし､オトコっぽい性格がウリの菜々緒｡モデル業界に言いたい事がだいぶ溜まっている様子｡｢自己主張をするモデルが多くなった｣との意見が挙がり､本来モデルは洋服をどう綺麗に見せるかを第一に考える職業だが､モデル自身の可愛さを前面に出そうとする者が目立つと指摘｡これは特にギャル系読者モデルに強く見受けられる傾向だ｡ピースサインや舌出し･変顔など､洋服よりも自分の人気を上げたい気持ちが先行するモデルがいるのは事実だろう｡

読者モデルやハーフモデルへのライバル心が､仕事へのエネルギーやぶっちゃけトークの原動力となっていきそうだ｡

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