ブラックマヨネーズがジャルジャルを批判! 「こいつらケンカ売っとるのか」
2005年度『M-1グランプリ』王者で数多くの冠番組を持つお笑いコンビ・ブラックマヨネーズが、5月12日放送のテレビ朝日系『ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!』でジャルジャルが披露した漫才スタイルについて不快に思っていたことを明かした。ジャルジャル・福徳秀介が漫才における設定で自分に嘘は付けないという話から、気持ちが入っていかないと悩みを打ち明けた。コントなら最初から架空の設定を設けてネタを見せるため演じきれるのだが、漫才は二人の掛け合いを笑いを生むもの。実際は作り込まれた作品でもその場で会話のキャッチボールをするかのような見せ方が理想的であり求められる要素。
彼らの場合、漫才のネタ始まりでプロローグ的な部分を話しているだけでも本当は先の展開まで知っているのにという感情が湧いて恥ずかしくなってくるそう。
そこから逆転の発想で、「(ボケで)何を言うか知ってるしな」「そんなん絶対言うたらアカンやん!」とあえて漫才のネタバラシをする内容を、2010年の『M-1グランプリ』決勝の舞台で披露したのだった。
かつて漫才日本一の称号を勝ち取ったブラックマヨネーズはジャルジャルに対し、まず吉田敬が「そう(自分に嘘をついたネタに疑問)思ってるんならやるべきじゃないと思う。漫才というスタイルに乗っかってやるしかない。」と指摘し、小杉竜一も「あの漫才を何も知らへんで観たときに『こいつらケンカ売っとるのか』って思った」と不快な気持ちを抱いた事を告白。
漫才中、一人が「○○に憧れている」「△△をやってみたい」と言う流れからコントのような展開に入るスタイルは多い。そういった漫才スタイルを小馬鹿にしているのかと小杉竜一は感じ、「ジャルジャルの漫才を見た時、辛かった。」とも語った。
ジャルジャル自身も他の芸人が批判的な意見を言っていたのを何度も耳にしたという。
実際ジャルジャルは漫才師を尊敬しており、ブラックマヨネーズもその一組。ブラックマヨネーズは漫才を作る時、やはりジャルジャルと同じ考えで本当に自分達が思っている事からネタを作っていこうと意識している。
『M-1グランプリ』優勝時のネタを超える作品を作る自信が無く、最近は新ネタを製作せず漫才の舞台からも離れてしまっているため、ジャルジャルに対し言っている事は現状の自分たちにも言い聞かせているそうだ。
ブレイクを果たし今やひな壇側より司会席に立つ機会が多いブラックマヨネーズだが、フリートークとはまた違う、数分間に彼らの魅力が凝縮された漫才をまた見せて欲しいものである。
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