SHELLYの不遇時代とブレイクのキッカケとなった師匠の存在

SHELLYの不遇時代とブレイクのキッカケとなった"師匠"の存在

フジテレビ系『ザ･ベストハウス123』『その顔が見てみたい』や日本テレビ系『スター☆ドラフト会議』イジリ隊等の人気番組に出演し､2011年4月からTBS系『A-Studio』3代目アシスタントに抜擢された､注目の女性タレント･SHELLY｡

イタリア系アメリカ人と日本人のハーフという境遇を活かし､NHK教育で『リトル･チャロ2 英語に恋する物語』ナビゲーターを務め､MC業もTOKYO MX朝の情報帯番組『U･LA･LA@7』を2009年から担当｡『U･LA･LA@7』は放送開始3年目に突入した｡

元々は事務所のスカウトでモデルとしてデビュー｡『CUTiE』『Zipper』など所謂"青文字系雑誌"で活躍後､バラエティー界に本格進出｡
数年間あまり奮わない苦しい時期を乗り切り､2011年に入ってから急激に露出量を増やしている｡

冠番組『U･LA･LA@7』の日替わりコーナー｢SHELLY'S WAKE UP CALL｣で毎週視聴者に生電話を掛けてクイズを出題するコーナーがあり､午前7時台という寝起き状態の視聴者をSHELLYがイジるのが定番となっている｡
『スター☆ドラフト会議』のイジり隊に芸人以外の枠から起用されたのも､そういった経歴が鑑みられているのだろう｡

今でこそ多くの番組に出演する多忙なタレントの仲間入りを果たしたSHELLYも､現在のブレイクに至るには長い長い不遇の時代があった｡

5月13日放送のTOKYO FM『よんぱち 48hours』で本人が語ったところでは､18歳になった頃突如モデルの仕事が全然来なくなり､収入も激減｡アルバイトを始め､中古車解体業者の仕事も行った経験がある｡
20歳の時､WOWOWの音楽番組『週刊!音魂ランキング』MCにオーディションで合格､初の番組司会を経験することになり､モデル上がりの彼女はプロデューサーにもキツく絞られ実力が磨かれていった｡

SHELLY自身も､仕事が増えてきたのはここ1･2年だと話し､バラエティータレントとして一皮剥けるキッカケとなったのは､事務所の先輩タレントとの共演に多大な影響を受けたという｡
その先輩は中部ローカルの冠番組を持っており､SHELLYがゲストで出演｡
MC業はWOWOWやTOKYO MXのレギュラー番組で慣れていたものの､まだまだバラエティー番組における立ち振る舞いは経験値が乏しかった彼女は､ゆる～いロケ企画に馴染めず､非常によく喋る先輩タレントに上手くツッコんだりすることも出来なかった｡

最初は先輩からも突き放されてしまったが､段々と可愛がってくれるようになり普段とは違う真面目な口調でバラエティーの手解きを教えてくれたそう｡
彼女も真剣に話を聞き､二人の間で次第にボケとツッコミが確立できるようになり､この時の経験が今の活躍に大いに活かされているのである｡

SHELLYにいろはを伝授してくれた先輩とは､同じスターダストプロモーションに所属する板東英二｡
中部日本放送にて『そこが知りたい特捜!板東リサーチ』を持つ他､日本一バラエティーで活躍する70歳の現役バリバリな､SHELLYにとっては年齢もキャリアも大先輩｡
1990年代には大ヒット番組･日本テレビ系『マジカル頭脳パワー』の司会も務めていた板東英二は､殆どの視聴者にはゆで卵のイメージが強すぎるかもしれないが､数多くの番組に出演･司会に起用された実績がある｡

板東英二にたっぷり鍛えられ一人前のタレントとして多くの仕事を掴み取っているSHELLYは昨今のバラエティー番組出演を経て､｢(バラエティーは)壮絶な空気の読み合い｣と言い､且つ｢究極のチームプレイ｣だと実感したという｡

SHELLYはバラエティーの楽しさについて､｢みんな『面白いもの作ろうぜ!』っていう一体感が生まれるんですよね｡上手くその空気に自分が乗っかれたときとか､誰かが言った事に対してスッと答えられたりしたときに､得る快感って･･･エッヘッヘッ｣と同番組MCで放送作家の鈴木おさむ相手に熱く語っていた｡
その様は､ただのハーフタレントの領域をとっくに超えている｡

今後ますますの露出増が予想されるSHELLYには､クレバーに計算されたトークとイジりでバラエティー界を良い意味で掻き乱してもらいたい｡

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