元109カリスマ店員・森本容子、ショップ店員時代の伝説&ダサい人の見分け方を語る!
コギャル・ガングロギャルが流行した1990年代中期から末期、ギャルの聖地となった渋谷109で"カリスマ店員"と呼ばれた女性がいる。独立後、自身のブランド「KariAng」を立ち上げた森本容子だ。

『WWD JAPAN』が選ぶ"日本のファッショニスタ100人"にも選出されるほどファッション界に多大な影響を及ぼしてきた彼女が、8月1・8日放送のBS日テレ『ナオミクローゼット』に登場。幼少期から現在に至るまでの様々なエピソードを語った。

幼少期から母親がファッションに厳しかったそうで、言われた通りにしっかりコーディネートしないと、公園にも連れて行ってもらえなかった。母親との2ショット写真では、親子ペアルックの洋服もあり、彼女が着ていた物は大概母親の手作りだったという。

高校生時代渋谷109の人気ショップ『EGOIST』の店員から「ウチで働かない?」とスカウトされた。森本容子が高校生だと伝えると「じゃあ高校卒業したら働かない?」と熱烈なオファーを受けた。こういったケースは極めて稀。彼女のセンスが当時から光っていた証拠だ。

そして同店のショップ店員になると、『Popteen』等のギャル系ファッション誌に森本容子が掲載された影響もあり、知名度が上がり、「森本容子が着た服は売れる」という伝説が生まれる。
彼女いわく、当時入荷したばかりのセットアップ200枚が2〜3時間で売れたり、売れ残っていた服も自分が着れば売れるようになったという。「売れなかった服は無い」と断言出来るほど、影響力は絶大だった。

新人店員は比較的売れやすい服、ベテラン店員は売れない服を着て客にアピールする傾向があり、森本容子は洋服にあわせてアクセサリーやウィッグまで変えたコーディネートを組み立てた。
たまに自分でも似合っているのか分からない洋服もあったが、尊敬していた店長に「容ちゃん似合うね!」と裏で褒められ、自信を貰っていたそう。

ショップ店員時代からトータルコーディネートを考えていた森本容子だけあって、「オシャレな洋服を着ていても、ネイルだけ派手にこだわったり、首から上が変わってないとダサい」と話した。
今も、洋服にあわせて眉毛の太さ・色など、細かい部分を変えている。反対に、一部分だけこだわる人の例として、「私の世代でモテ期捨てられない人は茶髪のワンレンロングですよね」と斬り捨てた。

「KariAng」各店舗の店長からも、「コーディネートの引き算をよく教えてくれる」「この洋服はこう着るんだよっていう、高い美意識がある」と、絶対的な尊敬を得る森本容子。
最近は安易に"カリスマ"という言葉が使われ価値が下がっているが、彼女はファッション界において間違いなくカリスマである。
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