｢報道ステーション｣でアルジェリア人質被害者を実名報道! 古舘伊知郎に批判殺到!

アルジェリア南東部でイスラム過激派武装勢力が､アルジェリア人及び日本人を含む諸外国人を数百人単位で人質にとった事件で､1月23日に放送されたテレビ朝日系『報道ステーション』が､これまで公表を控えていた日本人被害者の実名を公開した｡

番組冒頭で古舘伊知郎は､
｢これまで､亡くなられた被害者及びそのご遺族の思いに配慮して日揮は､あるいは日揮の要請を受けて政府は亡くなられた方の公表を差し控えました｡私共の番組もどうするか考えました､議論しました｡ただですね､それぞれの人生があり､様々な喜怒哀楽を抱えて生きてきた人生が突然卑劣なテロによって断ち切られてしまった｡その無念というものをお伝えする際に､数だけで表現するのではなく､取材に基づいてお名前をお伝えさせていただくと先ほど決断を致しました｡まず､亡くなられた方の名前､あいうえお順でお伝え致します｡｣
と述べ､実名公開の理由を説明｡続けて､小川彩佳アナウンサーが実名を読み上げた｡

実名報道に関しては､政府は菅義偉官房長官が1月21日の段階で｢ご遺族と相談の上､実名は公表しないことに決めた｣と発表｡ところが翌22日､朝日新聞が朝刊に犠牲者の実名･写真を掲載｡
被害者遺族代表の本白水智也は､同紙に向けて｢実名報道及び無許可報道に対する抗議文｣を提出した｡
そうした経緯があった上での『報道ステーション』の実名公開｡遺族への配慮が欠如すると同時に､理解に苦しむ理由を並べて正当化した古舘伊知郎の発言についても､多くの視聴者から批判の声が殺到している｡

1月24日午前の記者会見で菅義偉官房長官は､日本人死亡者9名の実名を､遺体が国内に運ばれる25日に発表すると述べた｡当初の方針を転換して実名を公開するわけだが､だからといって『報道ステーション』の判断が正しかったという事にはならない｡

古舘伊知郎は『週刊文春WEB』が2012年10月に掲載したアンケート｢嫌いなキャスターランキング｣で､2位に倍以上の票差をつけて1位に選ばれた｡(※2位はみのもんた､3位は小倉智昭)
彼のどこか間違った正義感に不快感を覚える視聴者は増える一方｡今年も同じアンケートが実施されるのならば､二連覇は確実か｡

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