参院選･民主党大阪府連から嫌われる岡部まり! 支援は尾立源幸に集中!?[参議院選挙]

全国でも屈指の激戦区である大阪選挙区には､9党10人が立候補している｡
そんな中､"台風の目"と言われているのが､タレントの岡部まり(50)だ｡

岡部まりと言えば､関西地区の人気番組『探偵!ナイトスクープ』で秘書役を21年間務めており､知名度は抜群｡
4日に大阪･ミナミの繁華街で支持を訴えた際には､握手を求める人で人だかりができるほどだった｡
街頭演説では､
｢消費税増税反対､夫婦別姓反対｡大阪の人の生の声を国政に届ける役をしたい｣(引用:日刊スポーツ)
と､民主執行部の消費税増税論に反対意見を訴えた｡

そんな岡部まりに各陣営が最も警戒しているのは､やはりその知名度だという｡

過去の参院選では､漫才師の西川きよしが100万票を獲得し､3期連続でトップ当選し､故横山ノックは99年知事選で､過去最高の235万票を集めている｡
その大阪の地には､｢100万のお笑い票･タレント票｣があり､無党派の存在があると言われている｡
民主党大阪府連幹部は､
｢08年大阪府知事選でタレント弁護士の橋下徹氏が新人で183万票｡大阪は本当に怖いところです｣(引用:同)
と､大阪の選挙を表現している｡

岡部まりは､その知名度を生かし｢100万のタレント票｣をどれだけ獲得できるかによって勝負の分かれ目が決まってくるだろう｡
｢志をどう伝えるかが選挙戦｣と言っている岡部まりだが､大阪府連幹部は､
｢全国的にタレント候補には期待しないという調査もあるようだが『大阪だけは少し違うから』と岡部氏に言っている｣(引用:同)

民主党は尾立源幸(46)も擁立しているという｡
04年の参院選では､島田紳助の援軍により､"お笑い票"を取り込み､91万票を集め､トップ当選している｡

また､民主党府連は､支援を尾立に集中しているという｡
7月3日の選対会議でも､府連幹部が衆院議員らに
「岡部に色目を使うのは許さない」
と､言っていたという｡

尾立源幸が勝利を収めるためには､組織固めで臨むが､今回は､岡部まりとの票の取り合いになると予想されているため､シナリオ通りにはいかないことが予想される｡
組織票の尾立源幸か､タレント票の岡部まりか､大阪府連は2人のすみ分け当選を目指すが､2人の擁立は奏功するのだろうか｡
"100万票"の行方に注目が集まりそうだ｡

●立候補者
(改選定数3､届け出順)
･大川朗子 52 社新
･北川イッセイ 67 自現《1》
･尾立源幸 46 民現《1》
･清水忠史 42 共新
･浜野夕希子 34 諸新
･深田敏子 39 諸新
･川平泰三 53 み新
･岡部まり 50 民新
･山分ネルソン祥興 36 改新
･石川博崇 36 公新

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