近藤麻理恵が伝授する､片付け方法や服のたたみ方､キッチン収納術を一挙公開!

｢一度片づけたら､二度と散らからない方法｣を詳細に記述した著書『人生がときめく片づけの魔法』が売上125万部突破の大ベストセラーとなった"こんまり先生"こと近藤麻理恵｡
全国の"片づけられない女たち"にとって頼もしい存在となり､著書も高い評価を受けている｡

その近藤麻理恵が3月9日放送のTBS系『中居正広の金曜日のスマたちへ』に登場し､芸能界でも有数のゴミ屋敷に在住するタレント･春香クリスティーンの自宅を訪問｡家に感謝の気持ちを表わすため床に正座する彼女が思わず躊躇してしゃがんでしまうほど汚部屋に住む春香クリスティーンに対し､ヒアリングから片付け､収納まで"こんまり流"の片付け法を伝授した｡視聴者にとっても参考になる点が多いので､ぜひチェックして欲しい｡

まず近藤麻理恵は､住居人つまり春香クリスティーンと1時間にも及ぶヒアリングを実施｡雑談から過去の人生について振り返ったり様々な質疑応答を重ねてパーソナリティを探る｡
ヒアリング終了後､いざ片付けを始める前に､2分間の黙祷を行った｡これは家への自己紹介･挨拶の意味で､日頃からお世話になっている家への感謝の気持ちを忘れない目的だそう｡

衣類→本類→書類→小物類→思い出品の順に片づけるのがこんまり流の片付ける順番であるが､今回は特別に｢明らかに役目終了の物を捨てる｣作業から始めた｡
1つ1つのゴミに対しても｢ありがとう｣と言わせる近藤麻理恵｡春香クリスティーンの意識を変える狙いだ｡部屋に散乱したどんな汚物でも､捨てる際には今までの感謝を伝える｡全てのゴミを処分するまで､永遠とこの繰り返しが続く｡

｢明らかに役目終了の物を捨てる｣作業が終わり､やっと"片付け"がスタート｡
衣類から順に｢ときめく｣｢ときめかない｣の判断で仕分けていった｡｢ときめかない｣物は全て捨てるのがこんまり流｡
例えば本･雑誌においても､
｢いつか読むつもりの"いつか"は永遠に来ない｣
｢最後まで読み切る必要はない｡その本の役割は､途中まで読むことだったのです｣
と分別の基準は厳しい｡言わば､読んでいない本にもう価値はないのだ｡

さらに春香クリスティーンには､｢一週間､帰ってきたら家にただいまの挨拶をすること｣と特別な課題を設けた｡
自宅への愛着が低い彼女ならではの課題で､一週間継続するうちに再び家を汚してはならないと潜在意識が芽生えるようになる｡

｢ときめく｣に部類した洋服でも､ハンガーで吊るす時に左側に丈が長い衣服､右側に丈が短い服を並べると､端から見て洋服が右肩上がりに掛けているように見え､気分もアガる｡
Tシャツ等畳んで収納する衣服は､以下の畳み方がこんまり流｡
(1),手のひらをアイロンのようにして､しわを伸ばし､身ごろを内側に折る｡
(2),幅がおよそ3分の1になるよう袖を内側に折りたたむ｡
(3),襟元を持ち､およそ2分の1にたたむ少し裾を残るのがポイント､残さないと服が立たない｡
(4),襟を内側にして長方形を目指してたたむ｡洋服が立てば正しくたためているサイン｡

それ以外にも､
･収納ボックスを横にすることで高さのあるスペースを確保｡
･小物類も立てて収納し､細かく仕切りを作ることでよりすっきり収納できる｡
と見た目も綺麗で使い勝手も良い収納法を次々と披露する近藤麻理恵｡この頃には､汚部屋だった春香クリスティーンの部屋も快適なマンション部屋へと生まれ変わっていた｡

仕上げとして､"ときめきエッセンス"となる自分の好きなポスターなどを壁に飾っていけば､"片づけの魔法"にかかったかのごとく部屋は一新｡言われなくても｢ただいまの挨拶｣をしたくなるぐらい部屋への愛情が湧き出てくるはず｡

番組内では､問い合わせが多いというキッチン収納術についても解説があった｡こんまり流のポイントは以下の通り｡
･食器を出さずに箱のまま保管
･ビニール袋を丸めて収納
･油の跳ねやすいコンロ回りに調味料
･モノがどこにあるのか分からない
･食料品などは湿気の少ないガスコンロ下へ
･調理器具類はシンクの下へ
･調理器具はサイズ別に箱に収納
･食料品も衣服と同じく､立てて収納して左側に低いもの､右側に高いものを置いて右肩上がりになるように
･ビニール袋は四角形に畳む

今の自分の部屋に少しでも｢汚い｣｢物が多い｣と感じている人は､こんまり流の片付け法を試してみてはいかが｡

◆新着記事