政井マヤが紆余曲折すぎる人生を耐え結婚までこぎ着けた背景!
元フジテレビアナウンサーで一児の母だった政井マヤが19日、第二子となる長男を出産した。身長52cm、体重3444gの元気な赤ちゃんで、
「今までお腹の中にいたベビ助を、今度は、胸に抱くとホッと大きな安堵を覚えるのと同時に、新しい命のみすみずしさに、こちらが勇気をもらうような気持ちに。」
と出産を喜びを噛みしめながらも、気持ちは被災地に身を置く母親たちへ向いている。
「被災地にもたくさんいらっしゃる妊産婦さんは、どんなに不安かと・・・何度となく頭によぎりました」
「被災地の妊産婦さん、そして赤ちゃん、子ども達に多くのケア、支援、世界からの祈りが届きますように!! そして、震災のなか、たくましく産まれた赤ちゃん達がすくすくと育ち、ステキな未来を描けますように!!」
被災地では未だ深刻な食糧不足状況で、育ち盛りの子供達にも腹一杯には程遠い厳しい食生活が続いている。
3歳の長女を育てている政井マヤだからこそ、幼児を抱える母親、そして子供たちの事が不安で気が気でないのだろう。
というのも、当の彼女自身、幼少時代に辛い環境を強いられてきた一人。
メキシコ出身、日本育ちの政井マヤは2歳の時交通事故で両親を亡くし、日本に住む伯母夫婦に引き取られた。
彼女いわく"育ての両親"である伯母夫婦に恵まれていたからこそ、現在の価値観が生まれたのだと語る。
実質上の父親となった伯母の夫は、政井マヤとは血縁関係にない人物。
しかし、父親っ子だと言えるほど父親が自分に愛情を注いでくれたことで、今自分も
「誰かを愛したり、助けたり出来ないか」
と考えるのだという。
また、産みの父親も実質上の父親も共に医者。
彼女が遺伝子を受け継いだ"産みの父"はメキシコで過疎地でインディオの医療を、実質上の父親は阪神淡路大震災の被災地にて無償で診療を行っていた。
"二人の父親"に根付くボランティア精神を受けて彼女も
「まだ、自分のことで精一杯な私ですが、大きな意味での恩返しをしていかなきゃ」
と心に誓っているのである。
大人になりフジテレビ入社後も、人生は紆余曲折の道を辿る。
新人アナウンサー恒例行事『27時間テレビ』番組エンディングの提供読みで、「日清食品」を「"にっぽん"食品」と読み間違えるミスを犯し、目に涙を浮かべた。
2002年10月、同局勤務の年上ディレクターと婚約を発表するも、先輩アナ・西岡孝洋との路上キス&ハグを女性誌にスクープされ、婚約は解消。
結納を済ませ、マスコミにも堂々と交際宣言をしていただけに、大きなショックだった。
「実は、生い立ちだけでなく、大人になってからの人生もなんだか波瀾含みで・・・もがいてばかりでしたし・・・自分も傷つき、周りも傷つけてしまったり・・・」
と当時を振り返り気まずそうに語っているが、
「幼い頃、育ての両親に恵まれたように・・・大人になった私も今の家庭に恵まれて・・・やっと、と言っていいくらい平穏な気持ちで過ごせるようになりました。」
と夫・前川泰之との結婚が人生の大きな転機の一つだそう。
子供を授かり、自らが母親として子育てしていくうちに、物心つく前に両親が亡くなってしまったトラウマへの価値観を変えることも出来た。
「こんなに沢山の時間(約2年間)を過ごし、愛されてたんだ」
その瞬間、トラウマは大きな歓びに変わり周囲の環境に恵まれていた事を噛み締めて、
「大人になった私は誰に恩返しが出来るだろう」
と真剣に考えられるようになった。
多くの人に支えられて幸せな人生を掴み取った政井マヤ。今度は彼女が苦しんでいる人たちを助ける番だ。
被災地で日々不安と戦いながら生きているママさん達へ、ぜひとも貢献して欲しい。
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