ナイナイ究極のコンビ愛が見れた｢メチャカミプラン｣サッカーパス合戦完全版!

2010年4月でコンビ結成20周年､今年4月には22年目に突入するお笑いコンビ･ナインティナイン｡
昨年は岡村隆史が体調不良に因る長期休養に入り､矢部浩之が約5ヶ月弱ピンで冠番組を支える日々が続いた｡

岡村隆史が休養中､フジテレビ系『めちゃ×2イケてるッ!』は放送開始15年目に突入｡
同時に大きな転換期と据え､全国主要4都市で大規模な｢新メンバーオーディション｣を開催したことは記憶に新しいところ｡

入院している間､NHKばかり観ており番組の動向は一切知らなかった彼は復帰回となった2010年11月27日放送で新メンバーと初対面｡
旧メンバー一人一人とも再会し言葉少なに新たな出発を誓ったが､やはり最も熱い抱擁をしたのは相方･矢部浩之に対してであった｡

ナインティナインは1990年､矢部浩之が岡村隆史を誘う形で吉本大阪NSCへ入学､コンビ結成へと至る｡
同じ高校の一年先輩後輩関係で今でも後輩の矢部浩之は先輩の岡村隆史へ大して敬語を使うことも多い特殊なコンビ関係｡
高校時代サッカー部で築いた信頼関係そのままに､芸人として20年間苦楽を共にした今も両者は強い絆で結ばれている｡

二人のコンビ愛を確認出来るシーンは数知れず｡
その中でも､｢あのシーンは良かった､もう一度見たいとリクエストがある｣と番組プロデューサー･中嶋Pが言うほど最高傑作として語り継がれているのが､コンビ結成15周年記念特番で実施された｢メチャカミプラン｣での1シーン｡

グラウンド上で｢普段は言えないお互いのいい所を言いながらボールを蹴ってください｡最後は矢部が出したパスを岡村がゴールに決めちゃってください｣と普通ならかなり恥ずかしい､つんく♂提案の褒め合い合戦である｡
当ページでは､二人が赤面しながらも本音を曝け出し､コンビ愛を確かめ更に深めた同場面を紹介していく｡

岡村｢お前男前やな｣
矢部｢努力家ですね｣
岡村｢ホンマにオシャレやで｣
矢部｢運動神経いいですね｣
岡村｢綺麗に白髪染まってるで｣
矢部｢なんか陰で褒めてくれてるみたいでありがとうございます｣
岡村｢それはお前が努力してるからや｣
矢部｢かなり酒に呑まれてウチの若手今ツッコミNo.1だって言ってくれてありがとうございます｣
岡村｢そんなん言うなよ､恥ずかしいやんけ｣
矢部｢勘弁してくださいよ｣
岡村｢『やべっちFC』頑張ってるやんけ｣
矢部｢なんでえらい逸らすんっすか｣
岡村｢いつも俺がテンパってる時とか､大きな特番の前の日､『大丈夫ですよ!』ってメールくれてありがとう｡そういうとこ好きや｡そういうとこエエやっちゃ｣
矢部｢『とりあえずコンビは35歳になるまでや』って言ったけど､そんな気がないのに言ってるところがなんか可愛いです｣
岡村｢いや､お前が吉本誘ってくれなかったらどないもならなかったで｣
矢部｢コンビ組んでくれてありがとうございます｣
岡村｢お前としかやっぱムリやわ｣
矢部｢シュートいきますか!｣

最後は矢部浩之の右足から蹴られたセンタリングを､岡村隆史が見事なダイビングヘッドでボールをゴールへと運んだ｡
実際仲は良くてもカメラの前ではそういった空気を出さないコンビや､プライベートでは殆ど口を訊かないコンビも珍しくない中､土8のゴールデンタイムで互いの良い点を素直に褒め合えるというのは､おそらく容易な芸当ではないはず｡

芸能界屈指かつ唯一無二のボケを放つ岡村隆史に対し､誰よりも彼をよく知り誰よりも愛する矢部浩之がツッコむ｡
シンプルな構図ながら誰も介入することは許されない固い結束が､『めちゃ×2イケてるッ!』『ぐるぐるナインティナイン』という二つの冠番組を15年以上継続させた原動力となっている｡

昨年末の放送で､45歳になるまでは何があってもコンビを解散しないと誓ったナインティナイン｡
少なくともあと5年間は､二人の掛け合いで大いに笑わせてもらおうではないか｡

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