ウッチャンナンチャンの業界内での厳しい不評! レギュラー打ち切りの理由!
12月18日に『ウンナン極限ネタバトル!ザ・イロモネアSP』、21日に『ウンナンの気分は上々 10万円の旅スペシャル』(いずれもTBS系)が立て続けに放送されるウッチャンナンチャン。『イロモネア』は2000年後半、『気分は上々』は90年代後半から2000年前後にかけて人気を博したが、いずれも既に打ち切りを迎えている。
現在コンビでのレギュラーが無く、久々に内村光良・南原清隆が揃い踏みした姿を見ることが出来るわけだが、彼らは一般的に言う"一発屋芸人"でも無ければ、視聴者から悪評高いわけでもない。
では何故、"お笑い第三世代"の盟友であるダウンタウンらは現役バリバリ第一線で活躍し続ける中、ウッチャンナンチャンはテレビ界からフェードアウトしてしまったのか。『リアルライブ』によると、
「まずギャラが高くなりすぎてしまいました。過去の栄光の分、上乗せされている感じですが。予算削減が一番大事な今のテレビ界ではこれはキツイ。若手はくさるほどいますから、そちらを格安で使った方が新鮮さもでるし」(番組製作会社社員:リアルライブ)
と、1990年代に築き上げたステータスは、不況の波をモロに受けるテレビ業界にとってネックになっている模様。
ギャラ問題は、同じくお笑い第三世代のとんねるずにも当て嵌まり、彼らも高額ギャラが影響しレギュラー番組は『とんねるずのみなさんのおかげでした』のみ。
だが、金銭面だけを見れば、ダウンタウンはむしろウッチャンナンチャンよりも1本あたりのギャラは上回っている。
かつて『夢で逢えたら』で時間を分かち合った二組の運命の分かれ道はというと、
「今のお笑い勢力図の中で、ウッチャンナンチャンは浮いた存在になっている。ウッチャンはそれなりに後輩と一緒になって番組をつくっていますが、ナンチャンの方は完全に蚊帳の外。身内の盛り上がりでトークをすすめたりする最近のお笑いではなかなか溶け込むことができない。共演者の中でも"どう扱えばいいのか…"と不満がでることもあるようです」(芸能ライター:同)
2010年12月現在、内村光良ピンのレギュラー番組は『世界の果てまでイッテQ』『スクール革命!』(いずれも日本テレビ系)の2本、南原清隆はテレビ朝日系『GetSports』の1本。
南原清隆はプロレス・野球・水泳などスポーツにおいては多趣味で知られるものの、いずれも視聴率が取れるコンテンツではない。
彼らが得意とする"優しい笑い"と、吉本芸人に代表される"集団芸"は相容れない部分もあり、出演機会に恵まれないのであろう。
そういった意味では、『気分は上々』はロケメインの番組とはいえ、久々にフリートークが楽しめる番組であり、かねてから復活を望む声が多かったことから、自ずと期待は高まる。
年末に名誉挽回し、2011年はコンビでの冠番組獲得となるか、まずは両特番の放送に注目したい。
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