白い春
[第1話]
殺人を犯し、服役していた元ヤクザの春男(阿部寛)が刑期を終えて出所。04/14放送
定食屋に立ち寄るが、そこで金を盗まれてしまう。
ひとまず、ネットカフェで一晩過ごそうとした彼だが、隣の席の栞(吉高百合子)と勇樹(遠藤雄弥)と一悶着。
栞(吉高百合子)は謎めいた雰囲気を持った春男に興味を抱く。
かつての仲間・竜也(デビット伊東)が営むスナックを栞に検索してもらった春男は、そこを訪ねていった。
竜也は春男を歓迎し、事情も察して金を貸してくれる。
春男は元恋人の真理子(紺野まひる)のことを尋ねるが、彼女は死んだと聞かされ大暴れする。
彼は真理子の病気の治療のために組から800万円借り、その代わりに敵対する組員を殺したのだ。
真理子は春男と別れた後、別の男と付き合っていたと竜也から聞いて、その男のもとへ。
その男、康史(遠藤憲一)が営むパン屋を訪ねた春男は、パンに異物が入っていたと言いがかりを付け、800万円を要求。
800万円という数字を聞いた康史はハッとする。
ひとまず、その場を去った春男は公園で野宿。
翌朝、目を覚ますと、さち(大橋のぞみ)という少女が現れ、屈託なく自分に接してくる彼女に春男は困惑。
実はさちは康史の娘だった。
再びパン屋を訪れると、康史は50万円を差し出し、これでもう来ないでくれと頼んだ。
春男は800万円だと言い張り、真理子が持っていたはずの金はどうしたと凄むが、康史はそんなものは知らないと言う。
そこに、店員が呼んだ警官がやってきて、春男は連行されてしまう。
06/23
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第1話
殺人の罪を犯して9年間の服役。
そして刑期を終え、出所してきたばかりの男。
以前はヤクザ組織の駒として活動していたが、
同棲していた高村真理子が病弱な為、そんな彼女を支える為に脱会を願い出たところ、
組からの指令で殺人を起こしてしまった。
殺人を犯した自分が真理子のことを幸せにできるはずがないと一方的に別れを告げた為、
出所してからも帰るべき場所、会うべき人はどこにもいなかった。
そんな彼が行きついた場所はどこにでもある公園。
しかし春男はこの公園で“ある一人の少女”と運命的な出会いを果たすのであった。
この女の子が春男の人生を大きく変えることになるなど、
この時春男は考えてもいなかった…。
“天使”という言葉がぴったりな純粋で優しい心をもつ女の子。
優しさの中に何事にも物おじしない性格も持ち合わせており、
どんな大人に対しても自分が思った感情を素直に伝える。
その為、大人が心の中に隠し持っているもの、秘密にしていることを見事に言い当てることもある。
そんな彼女がある日、公園で一人の男を見つける。
何かに後悔しているかのようにうなだれている男。その男が“春男”だった。
一見、強面で接しにくい春男だったが、
さちは何も怖がることなく春男に接し始めた。
この女の子は一体誰なのか。
そしてどうして春男のことを人一倍気にするのか…。
定職に就かずフリーターとして毎日ブラブラした生活を送っている女性。
以前、ネットカフェで一晩を過ごした際に出所したばかりの春男と出会った。
その際、春男に何か自分と共感するものを感じた栞は春男に対して興味を抱くようになった。
春男は完全に彼女の存在を邪魔扱いしていたが、
栞自身は春男のことを私が一番理解していると確信している。
そんな彼女は過去の経験からなんとか今の大人たちを見返してやりたいと考えており、
何か大きなビジネスチャンスがないかいつもそればかりを考えている。
街でパン屋を経営している真面目で純粋、善良な男である。
春男が刑務所に入った直後に真理子とは知り合い、彼女のことを好きになった。
この時、真理子のおなかには他の男との子供がいたが、誰の子供かを康史に語ることはなかった。
子供も含め、一緒に暮らしたいと申し出る康史であったが、
その返事を聞くことなく真理子がなくなってしまった。
それからというもの、真理子が自らの命を落してまでも出産した子供さちを引き取り、
康史は自分の子供としてさちを育てるのであった。
栞と知り合いの男で自称・栞の彼氏。
“金がない”が口癖で多少は悪いことをしてもいいから金を手に入れたいと少しひねくれた考えを持っている。
しかし、栞が春男に興味を持ち出してからは、
彼女を男にとられた彼氏のような感情を抱いており、胸中おだやかではない。
何かで春男を見返し、栞に振り向いてほしいと考える勇樹だったがすべてが空回りに終わる。
真理子の妹で、姉を通じて村上康史と知り合った。
姉が死んでからは姉が生んだ子供の面倒を見る手伝いをしている。
現在は彼の店を手伝いながらさちの面倒も見ている心優しい女性。
しかし、妹の佳奈子は姉のことを快く思っていないところもあるようで・・・。
春男の元恋人で、別れた今でも春男にとっては最愛の女性。
春男から別れを切り出されたあとも刑務所に入っている春男のことを心配していたが
元々病弱だったということもあり、娘のさちを産んだ直後に死んでしまった。
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