龍馬伝
[第15話]
04/11放送

龍馬(福山雅治)は大坂から京へと向かう。
その頃、半平太(大森南朋)も藩主の山内豊範(染谷翔太)とともに京に入っていた。
半平太は三条実美(池内万作)に、幕府に攘夷を実行させるため、帝の勅命を持って江戸に乗り込むことを提案する。

そんなある日、土佐勤王党の人間が芸妓から、本間(峯村淳二)という浪人の噂を聞く。
本間は豊範を上洛させたのも、吉田東洋派の失脚も自分の手柄だと言いふらしているらしい。
半平太は土佐を貶めるような噂を流す者は見過ごすわけにはいかないとつぶやく。
それを聞いた以蔵(佐藤健)は誰にも言わず、本間を斬った。
半平太は何食わぬ顔で本間を殺した人間に感謝すると言い、以蔵も秘かに喜ぶ。

半平太に同行した収二郎(宮迫博之)は加尾(広末涼子)と久々に再会。
収二郎は加尾に、龍馬が土佐から脱藩したことを話す。
そんな中、加尾の前に龍馬が現れた。
加尾は収二郎から龍馬には近づくなと命じられていると言う。
だが、二人はお互いの思いを抑えきれず、口づけを交わした。

巷では攘夷派ににらまれた者たちが続々と殺されていた。
半平太に利用されているとも知らず、以蔵が斬っているのだ。

そんな中、実美が上洛の勅命を伝えに江戸に行くことになり、半平太は護衛を任される。
土佐で見下されていた下士がついに帝の使いにまでなったことに半平太は感涙した。

一方、龍馬は偶然、以蔵と出会う。
そこに加尾も現れ、3人昔のように仲良く談笑した。
以蔵は人斬りのことを自慢しようとするが、龍馬はそれを制す。
そして、龍馬は以蔵にめったなことで刀は抜くなとだけ告げた。

以蔵が去った後、加尾は龍馬に勝麟太郎(武田鉄矢)の名を告げる。
海軍軍艦操作練所の頭取で、日本のことを真剣に考えている数少ない幕臣だという。
それを聞いた龍馬はまた江戸に向かうことを決意した。
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キャスト
坂本龍馬 / 福山雅治(ふくやままさはる)
土佐藩の町人郷士・坂本家の次男として誕生。
龍馬は自由で合理的な町人気質にふれながら育ったため、自由なところが多い。
土佐藩を飛び出し、勝海舟のもとで航海術を習得、海援隊を組織する。
薩摩藩と長州藩という対立していた二藩の間を調停し、薩長同盟を締結させた。

岩崎弥太郎 / 香川照之(かがわてるゆき)
土佐藩の地下浪人。
貧しい暮らしに耐えて学問に励んだ努力の人。
吉田東洋に見出され、出世を遂げた。
龍馬の海援隊の活動を金銭面で支えた人物。
龍馬が死んだ後は、巨大商社を一代で築き上げた。
龍馬に対し常にライバル意識をもっていた。

武市半平太 / 大森南朋(おおもりなお)
土佐藩の白札。
龍馬の幼なじみで、文武両方に優れていた。
土佐勤王党を結成し、吉田東洋の暗殺を企て、一時は土佐藩だけでなく朝廷をも動かす力を握っていた。
しかし公武合体派が朝廷を牛耳るとみるみるうちに失脚し、切腹を命じられてしまう。
性格は生真面目で、融通の利かないところが多少ある。
平井加尾 / 広末涼子(ひろすえりょうこ)
土佐藩郷士・平井収二郎の妹で、龍馬の幼なじみ。
加尾は龍馬に思いを寄せる。
しかし、龍馬と加尾が近づくことを警戒した兄によって二人の間は引き裂かれてしまう。

楢崎龍 / 真木よう子(まきようこ)
京都の医者の娘で、龍馬の妻。
父を失い、母と妹2人と弟2人を抱えるという過酷な時期を過ごしてきた。
寺田屋で襲われた龍馬を助けた。
長崎から下関へと移り住み、日本中を駆けめぐる龍馬を陰ながら支え続けた。

坂本乙女 / 寺島しのぶ(てらしましのぶ)
坂本家の三女で、龍馬の姉。
龍馬は12歳で母を亡くしているので、3歳年上の乙女が母親代わりだった。
いつも龍馬のことを気にかけ、泣き虫だった龍馬を強い男に鍛えあげた。
龍馬にとっては最愛、最大の理解者であった。

千葉佐那 / 貫地谷しほり(かんじやしほり)
江戸の名門・千葉道場の娘。
千葉道場を代表する剣術の腕をもっている。
負けん気が強い。
江戸に剣術修業に来た龍馬と出会い、真摯に剣に向かう龍馬の姿にだんだんと惹かれていく。


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