｢24時間テレビ35｣で屋久島の縄文杉を目指す藤井美穂とは?

8月25～26日にかけて放送される第35回目の『24時間テレビ』で､義足の高校生･藤井美穂が屋久島の縄文杉を生で見ることに挑戦する｡

本の写真で縄文杉を見て以来､その魅力に惹かれ､己の目で見てみたいと思っていた｡藤井美穂は双子で生まれる予定だったが､妹が死産してしまい､1032gの未熟児でこの世に誕生｡生まれつき右脚が壊死しており､切断を余儀なくされた｡それ以降､義足での生活を送っている｡

｢生まれることが出来なかった妹に比べれば､私は右脚が無いだけで幸せかなって思う｣彼女はあくまで前向きだ｡
縄文杉への道のりは険しく､一般人でも到達出来ず折り返す者も少なくない｡片道5～6時間は掛かると言われる｡藤井美穂にとって厳しい挑戦となるのは必至｡しかし､彼女は義足の走り高跳びで日本記録を持つなど､運動神経に長けている｡何より､絶対に辿り着いて感動とエネルギーを貰いたいという強い意思がある｡

本番当日に向けて山登りの練習に励む｡砂や土･石が散乱する山道を義足で歩くのは一般人が思っている以上に相当な体力を要するという｡
挑戦は8月26日朝からスタート｡日が暮れる前に往復するには､一般人とほぼ変わらぬペースで進まないと難しい｡日本テレビ系『行列のできる法律相談所』では藤井美穂が憧れる存在､パティシエの鎧塚俊彦に会い､直接話を聞き｢努力すれば必ず報われる｡20年30年ってやり続けたら形になってくる｣というアドバイスを貰った｡

気が遠くなるような挑戦でも､鎧塚俊彦の言葉を思い出し､決して諦めること無く縄文杉を目指して欲しいものだ｡

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