年間視聴率2位の日本テレビが4月に大改編に挑む! 打ち切り番組の裏事情とは!?

2010年の年間視聴率で､フジテレビが19～22時のゴールデン､19～23時のプライム､6～24時の全日の各時間帯で民放とNHKを通じて首位となり､7年連続で3冠を達成したことが1月4日､ビデオリサーチの調べで明らかになった｡
2010年1月4日～2011年1月2日までの集計で判明した結果だったが､これで2004年から"7年連続"の3冠王獲得だ｡

同局の鈴木克明常務取締役編成制作局長は､今回の結果を受け､
｢テレビを取り巻く環境は､急速に変化しておりますが､地デジ元年の今年も､フジテレビは､『テレビを見て楽しくなった』『テレビを見て幸せになった』と､視聴者の皆様が､そんな気持ちになれる番組作りを心がけながら､邁進して行きたいと思っております｣
とコメントを寄せている｡

ちなみに､フジテレビはゴールデンで13.0%､プライムで12.9%､全日で8.3%を記録｡
『ネプリーグ』『ペケポン』などバラエティー番組を中心にレギュラー番組がおおむね好調で､2010年10月からゴールデンに進出した明石家さんまの『ホンマでっか!?TV』も安定した数字を保っている｡

そんな状況下で､2位に留まってしまったのが､日本テレビ｡
ゴールデン､プライム､前日ともに2位で､フジテレビに完敗してしまった｡

しかしながら､何としても2011年は勝ちたい日本テレビは､4月改編で攻めに出ると『日刊ゲンダイ』が報じている｡

2011年7月24日にアナログ放送は終了し､デジタル放送へ完全移行するが､フジテレビはそのタイミングで大幅な改編を予定している｡

つまり､日本テレビはその先手を打とうという訳だ｡

まずバラエティ番組では､木曜19時から放送されている『ミリオンダイス』､火曜22時の『魔女たちの22時』､そして『新型学問はまる!ツボ学』の打ち切りが決まっているという｡

『ミリオンダイス』『ツボ学』は視聴率低迷によるもののようだが､『魔女たちの22時』に対しては､平均視聴率13%近く獲得する人気番組｡

しかしながら､出演者の関係者から事実を巡って訴えられているようで､その件数は1件2件ではないという｡
その事から打ち切りを決めたとの噂も｡

次に､朝の情報番組として長きに渡り放送を続けていた『ズームイン!!SUPER』も打ち切り｡
3月にMCの羽鳥慎一が退社するのを機に決断し､タイトルも変え20～30代の出勤前の女性を対象にした生活情報番組に切り替わる予定だという｡

同じく情報番組では､昼の情報番組『DON!』､日曜朝の『TheサンデーNEXT』もリニューアル｡
『DON!』の後番組には､局アナ･丸岡いずみやお笑いコンビ･ウッチャンナンチャンの南原清隆をMCに起用｡
『TheサンデーNEXT』の後番組のMCは､『DON!』の中山秀征が起用される｡

新たな作戦に出る日本テレビ｡
"7年連続"1位を獲得し､もはや不動のフジテレビを打ち負かすことは出来るだろうか｡
両局の視聴率争いは今後更にヒートアップしそうだ｡

◆関連ニュース