やっぱり超ビンボー｡新人グラドル･芸人の懐事情!!

(10/24)

芸能人といえば､一般人の何倍､何十倍もの年収を稼いでいるという印象だが､それは一部の成功した芸能人だけ｡

駆け出しとなれば､一般人以上に給料が安い｡実際どれくらい安いのかというと…｡そのあたりの事情を｢東京スポーツ｣が報じている｡

あるアイドルがパーソナリティをつとめるラジオ番組の相談コーナーに､女子中学生のリスナーから｢芸能人になるためにはどうすればいいのか?｣という質問が来た｡

そのアイドルは､｢もしもオーディションに落ちても自分を責めず､気にしないこと｣と答えたのだというが､本音は違ったのだとか｡

本当は｢小さい頃から貯金し､売れないあいだをしのぐこと｣と言いたかったのだという｡

実際には､それだけ金銭的に厳しい｡

よく｢初任給は500円｣という話を聞く吉本興業だが､実際には月給ではなく､舞台1回分のギャラが500円なのだという｡

ただ月給であろうが､舞台1回であろうが､それでは暮らしていけるはずもない｡

一人前になるまではアルバイトなどで食いつなぎ､なんとか生活しているのが現実だ｡

しかしそれでは芸を磨く時間がないということで､先輩や彼女の家に転がり込んだり､消費者金融でお金を借りながら自転車操業をしている芸人も珍しくない｡

ガレッジセールのゴリ(37)も､消費者金融を利用したクチだ｡

その借り入れがゼロになったのは､デビュー10年目のこと｡04年にバラエティ番組､『ワンナイR&R』でゴリが｢ゴリエ｣としてブレイクしたころだったというから､借入額は相当なものだったのだろう｡

お笑い芸人だけではない｡グラビアアイドルの現実も厳しい｡芸がなくても｢かわいい｣､｢胸が大きい｣などの要素があれば1年目でも仕事はある｡ほかにアルバイトなどできないほどの忙しさなのだという｡

でも､仕事がそんなに忙しいのであれば､そこそこの給料をもらえそうな気がするが､全然そうではない｡たとえば小倉優子(25)の場合､初任給はわずか3万円だったという話が残っている｡

グラビアの仕事の総じて単価が安い｡しかもクラドルが飽和状態になっているだけに発行部数の多い雑誌のグラビアに出れば顔は売れるが､その代わりギャラは0円ということも珍しくないという｡

交通費や､撮影に同行するマネージャーの人件費も考えると､じつは事務所側が3万円を払うことすら大変なのだという｡

冒頭のアイドルは､芸能人を目指すなら｢実家暮らしか､あるいは仕送りのある学生時代に挑戦すべき｣と言う｡

そこまで安いとなると､デビュー数年売れずに､AVに転向するグラドルが後を絶たないもの無理からぬ話であるが､さて…｡(松野)