中国でSMAP“偽ライブ”情報ながれる！巨大詐欺事件か！？

(12/26)

「SMAPが来年4月30日に中国・上海でコンサートを開催する」とのウソ情報が上海で流され､ネット上でチケットが販売されていたことが24日､分かった。

ジャニーズ事務所などによると､上海の複数の民間企業がニセSMAPコンサートの企画書を配布していたことが判明。

SMAPの知名度を悪用した詐欺事件として､日中の捜査機関とも連絡を取り状況把握を急いでいるという。

また所属レコード会社のビクターでは､電話相談室を設置した。

ニセ情報を信じたファンの中には､中国で発行されたニセチケットを購入してしまったケースもあり､ファン心理につけこんだ詐欺行為に､事務所側は激怒しており､25日には注意を呼びかける文書を公式Webサイトに掲載することを決めたという。

同事務所では「中国におけるSMAPコンサートの予定および企画は､現在のところ､一切存在しません」と断言している。

問題となっている上海公演は､11月ごろからファンの間でウワサになっており､「SMAPが上海世界博のプレイベントとして､来年4月30日に8万人収容の中国・上海スタジアム（上海八万人体育場）で初の海外公演『上海独唱会』を行う。開演は19時30分」といった具体的なディテールまで語られていた。

日時が詳細なこと､SMAPなら可能であろうと思われる「8万人」という規模に加え､内外有名アーティストがコンサートを行ってきた「上海スタジアム」が会場とあって､情報は口コミで広がっていったようだ。

実際に「予約受け付け」と称した中国語のWebサイトが複数あり､あるサイトではチケットを1枚1,280元（約1万9,000円）で販売している。

今月上旬になってファンからの問い合わせが相次いだため､ジャニーズ事務所では外務省に相談し､現在調査をしてもらっているという。（淺川）