秋元康とフジテレビの間には確執アリ!? 総選挙中継は歴史的和解との声

第4回目となる"選抜総選挙"が6月6日に迫ってきたAKB48｡
今回はその模様がフジテレビによって独占生中継される｡
国政選挙さながらの内容構成に､賛否両論の声が上がっているというが､話題性はばっちりである｡

その人気からテレビ番組にも引っ張りだこのAKB48だが､実はこれまでフジテレビに冠番組を持っていなかった｡
にも関わらず一大イベントの"選抜総選挙"をフジテレビが中継するのは一体なぜなのだろうか｡
『日刊ゲンダイ』が報じている｡

もともとフジテレビと同グループの総合プロデューサー･秋元康氏(あきもとやすし=55)は古い付き合いだったという｡
秋元氏は同局で1997年6月から放送している人気番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』の構成も手がけている｡
ここから考えてもフジテレビが"選抜総選挙"を生中継するのは問題なさそうだが､実はある問題が隠されているようだ｡

｢良好に見える両者の関係は"30年戦争"といわれるほど冷え切っていました｡
秋元氏が企画したおニャン子の番組が強引に打ち切りになったことが発端といわれています｣(マスコミ関係者:日刊ゲンダイ)

先述したように､TBSでは『有吉AKB共和国』が､日本テレビでは『AKBINGO!』が､テレビ東京では『週刊AKB』が放送中だがフジテレビはAKB48の冠番組をずっと持っていなかった｡
そんな中で手を組んだのは､ある理由があるからだという｡
｢今回は秋元氏から歩み寄ったようです｡
AKB人気をキープするにはフジと握手した方が賢明と判断したのではないか｡
今年からフジで深夜番組『AKB自動車部』がスタート｡
和解の流れはできていました｣(事情通:同)
長年確執があった秋元氏とフジテレビだが､どうやらその関係は修復されたようだ｡

しかしこの"歴史的和解"は､フジ以外の局からすれば迷惑なのだとか｡
｢中でも困っているのはワイドショーです｡
昨年までお祭り騒ぎでしたが､今年は取り上げればフジの番宣になってしまう｡
かといって無視もできない｡
"恩知らず"という怨嗟(えんさ)の声が上がっています｣(制作会社スタッフ:同)

今後の人気のために影で動き出した秋元氏｡
かえって他局から敬遠されることにならないといいのだが｡(今井)