オリックス新監督獲得経費は太っ腹
オリックスは9日、今季の負け越しが決まった。その水面下でOBの山田久志氏と岡田彰布氏をターゲットに来季の新監督人事を着々と進行中。
一部の他球団関係者は
「ここ9年で8度目の交代劇。金持ち球団は違うな」
と揶揄するが球団関係者は
「オーナーは現場に対しては太っ腹」
と涼しい顔だ。
本社の経費削減の余波を被り、球団は本来のケチぶりが目立つ。
「球団設立以来、未曾有の節約」(球団関係者)が誇張ではないほど諸経費カットが表面化している。
「交際、会議費が一切無くなった。(フロントの)出張も極力抑えテレビ電話で会議を済ませるケースも」
と営業関係者が嘆く。
救いは現場へは超節約の大波が押し寄せていないことだという。
「(勝利への)報酬金カットなど多少の締め付けはあるが、その他のお金は以前とさほど変わりはない」
この方針は「選手たちには良い環境で」とのオーナーの意向が反映しており"金も口も出す"総帥らしさがでている。
半面、結果が伴わないと誰かが(監督のケースが多々)責任を負う羽目になり、今回も従来通りに。
「本社が経費削減を推進とはいえ、新監督招聘の費用ぐらいは大丈夫。また"ベンチ入りの26選手を総入れ替えするより監督を交代する方が経費は安くあがる"とのメジャー方式に倣ってもいる」(本社関係者)
山田、岡田氏に絞りつつある要因の一つに費用対効果も挙げられる。
「両氏とも現役時もさることながら指導者として一流の実績。さらにネームバリューと非の打ち所がない。まあOBということで、こちらのチーム事情もよく飲み込まれていると思う」(球団間会社)
OBなら法外な契約金、年俸は要求しない…は暗黙の交渉事項のようだが、それにしてもチームは借金まみれでも懐は温かいとは、これいかに...
(2009年9月13日)
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