中日､ポスト高木は井上打撃コーチ! 立浪氏の名前が挙がらないワケは…

シーズン中から高木監督と権藤投手コーチの確執が騒がれていた中日｡
やはりと言うべきか､先月末に発表された来季スタッフに権藤投手コーチの名前はなく､40代の井上二軍監督､今中二軍投手コーチ､彦野二軍打撃コーチがそれぞれ一軍に昇格｡
71歳の高木監督を支えるスタッフは一気に若返った｡

高木監督は来季が契約最終年｡
年齢を考慮すれば契約延長は考えにくいだけに､今回新たに入閣した若手スタッフの中に"ポスト高木"がいると見て間違いないだろう｡
特に有力候補と目されているのが､昨年二軍監督としてチームを2年ぶりのウエスタン･リーグ優勝に導いた井上コーチだ｡
某中日OBは井上コーチとフロントの強い信頼関係をこう明かしている｡

｢そもそも井上コーチは昨年､落合前監督の解任が決まった際､次期監督候補に挙がった｡落合監督時代から､球団が将来の監督候補として『一樹を頼む』と託していた｡
41歳と若いこともあり話は流れたものの､ドラゴンズの生え抜きで性格も明るく､白井オーナー､親会社の評判がいい｡高木監督の言う『若いドラゴンズ』を担っていく人物と目されています｣(日刊ゲンダイより)

ただ､本拠地･名古屋では2009年に引退した"3代目ミスタードラゴンズ"こと立浪和義氏を監督に推す声が圧倒的｡
確かに､人気･実績を考えれば今すぐ監督になってともおかしくない人物だ｡

しかし､球団側は立浪氏の素行の悪さを問題視｡
これまでに私生活でのスキャンダルを何度も報じられており､ある中日関係者は､
｢昨年はコーチのリストにも名前が挙がらなかった｣(同)
と明かしているほどだ｡

地味ながら素行に問題のない井上コーチか､ファンから絶大な支持を受ける問題児･立浪氏か｡
中日のチームカラーを考えれば､"ポスト高木"はこのまま井上コーチで落ち着きそうだ｡

(2012年11月13日)

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