松井14打席ぶりに快音
重くなりかけた空気を振り払った。ヤンキースの松井秀が一回に反撃を呼ぶ適時打。
アスレチックスに2点を先制された直後、この一打に続いたチームは一挙4点を奪って逆転。
結果的に競り勝ち、「きょうの展開の中では大きな攻撃だった」と納得した。
味方の1点目をたたき出した左前打は自身にとっても、20日に放ったサヨナラ本塁打以来、14打席ぶりの快音。
2死一、二塁の場面で先発左腕の内寄りの速球にやや詰まりながらも、ライナー性の当たりで運び、5番らしく働いた。
「ちょっと食い込んでくる感じの球。いい所に飛んでくれた」
と素直に喜ぶ。
「バットと球の当たる場所は良くないけど、スイングにしろ、打球にしろ、あの安打に関しては悪くない」
上昇気配を示していた7月。一時の停滞を終え、再発進した。
(2009年7月27日)
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