DeNA･高木ヘッド､自信喪失で激太り! ｢きちんと教えれば良くなると思ってた…｣

積極的な補強も実らず､5年連続最下位が決定的なDeNA｡
｢こんなはずじゃなかった｣と選手たちも思っているだろうが､その思いがもっとも強いのは高木豊ヘッドコーチではないだろうか｡

昨オフ､親会社が変わり､中畑監督の就任が決まった際､真っ先に招聘されたのが高木ヘッドだった｡
高木ヘッドは1980年に大洋(現DeNA)に入団し､俊足巧打の二塁手として活躍｡
現役最後の年になった1994年は日本ハムに在籍していたが､それまでの13年間､DeNAの前身である大洋､横浜でプレーしてきた生え抜きOBだ｡

指導者としては､2001年に横浜の内野守備走塁コーチを務め､2003年のアテネ五輪でも同役職を担当｡
経験こそ少ないが､野球評論家として精力的な取材には定評があり､中畑監督も参謀役として期待していたに違いない｡

しかし､見るのとやるのでは大違い｡
5年連続最下位が現実味を帯びてきたシーズン中盤､高木ヘッドは親しい放送関係者にこう漏らしていたという｡

｢このチームを立て直すのが容易なことじゃないのは覚悟していたけど､きちんと教えれば良くなると思ってた｡
でも､教えても選手が理解できない｡あんなに相手に伝わらないことがあるなんて…｡(指導者として)ユニホームを着たいというのはあったけど､こんなことなら…｣(日刊ゲンダイより)

理想と現実のギャップに思い悩み､酒量は増える一方｡
開幕前と比べ､はたから見ても分かるほど激太りしてしまった｡

すでに中畑監督の続投は決定しているが､引責という形でコーチ陣が責任を取らされる可能性は大いにある｡
すっかり自信を失ってしまった高木ヘッドは､慣れ親しんだ野球評論家へと戻るのか､それとも再び闘志を燃やし中畑監督と最下位脱出を目指すのだろうか｡

(2012年10月1日)

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