落合博満氏､WBC監督就任は｢永遠にありません｣山本浩二氏支持を表明!

来春に行われるワールド･ベースボール･クラシック(WBC)への参加問題が決着したことで､本格化してきた監督人事｡
現役監督から野球評論家まで様々な人物が候補として挙げられる中､有力候補の1人である前中日監督の落合博満氏が6日､東京都内の講演会で就任要請があっても断る意向を明らかにした｡

落合氏は公演の中でWBC監督人事について触れ､
｢現役監督では無理だと思う｡自分のチームをほったらかして国際大会に行くというのは､あってはいけない｣(サンケイスポーツより)
と持論を展開｡
つづけて､
｢12球団が協力してやるとなると､一番協力しやすいのは(元広島監督の)山本浩二さん｣
と有力候補の1人に挙げられている山本氏支持を表明した｡

かねてより加藤良三コミッショナーは､代表監督の条件を､
｢日本人メジャーリーガーをまとめ上げられ､直情型ではなく理詰め､そしてもちろん勝てる人｣(同)
としている｡
その中で有力候補として浮上したのが､中日で指揮を執った8年間で4度のリーグ制覇を達成し､確固たる野球理論を持つ落合氏だった｡
球界に大きな影響力を持つ巨人･渡辺恒雄会長も､
｢落合くんしかいない｣(同)
と支持を表明しており､極秘裏に交渉が進んでいるとの報道もあった｡

しかし､落合はこの日､
｢(代表監督は)絶対にやりません｡永遠にありません｣(同)
と約2000人の聴衆を前に断言｡
渡辺会長の発言についても､
｢その話が出た時にはある程度(代表監督は)決まっていたんだと思う｡私はダミーで出ているだけ｣(毎日jpより)
とした｡

監督人事が難航する中､加藤コミッショナーは選考をソフトバンク･王貞治球団会長に一任することを発表｡
9月中にも代表監督が正式決定するというが､第1回大会で日本を世界一に導いた"世界の王"はどのような判断を下すだろうか｡

(2012年9月7日)

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