西武､2年目･秋山の一発で今季初のサヨナラ勝ち! 2位との差を1.5に広げる!

【西武 2×-1 ソフトバンク西武ドーム】

西武は5日､本拠地でのソフトバンク戦で今季初のサヨナラ勝ち｡
2年目･秋山翔吾外の劇的な右越え4号ソロで決着をつけ､パ･リーグ首位の座をガッチリと死守した｡

1-1で迎えた9回､先頭の秋山はこの回からマウンドに上がったソフトバンク･柳瀬の初球をフルスイング｡
｢初めて打った瞬間に入るかなという手応え｣(ニッカンスポーツより)
という自画自賛の当たりは､右翼中段に突き刺さる劇的なサヨナラ本塁打となった｡

秋山は打球が右翼席に着弾するのを確認して大きくガッツポーズ｡
本塁上ではナインから頭を叩かれ､スポーツドリンクをかけられるなど手荒い祝福を受けた｡

2010年に八戸大学からドラフト3位で入団した秋山は､1年目から開幕スタメンに名を連ね110試合に出場｡
しかし､主力として期待された今季は怪我で2軍スタート｡
4月末に昇格すると中軸を任されたが､怪我で再び離脱を余儀なくされた｡

その間､外野陣は大崎､星秀､熊代らが猛アピールし､一時は､
｢もう僕の居場所はないです｣(同)
と弱音をこぼすことも｡
それでも後半戦から2番に抜擢されると､持ち前の積極性でチームの躍進に貢献｡
中島､中村というリーグ屈指の3､4番コンビへつなぐ意識が､好結果につながっている｡

この日､2位日本ハムが敗れたため､ゲーム差は1.5に拡大｡
栗山､片岡といった主力選手が離脱する中､24歳の若獅子が2番という新たな"居場所"で存在感を示している｡

(2012年9月6日)

その他のBASEBALLニュース