日ハム･武田勝が嬉しいバースデー勝利! 4月以来の5勝目に｢やっと勝てました｣

【日本ハム 5-1 ロッテ札幌ドーム】

日本ハム･武田勝投手が10日､本拠地でのロッテ戦に先発｡
8回途中まで1失点の好投で､4月29日の楽天戦以来の5勝目を挙げ､34回目のバースデーを白星で飾った｡

ここまで防御率リーグ5位ながら､5月以降勝ち星に恵まれず､5連敗を喫していた武田勝｡
この日も4回に先制され嫌なムードが漂ったが､その裏に味方が2点を奪い逆転に成功した｡

これで波に乗った武田勝は､持ち味である低目を丁寧につく投球でロッテ打線を翻弄｡
6回2死二塁のピンチでは､角中をチェンジアップで空振り三振に仕留め､珍しくマウンドで雄たけびを上げた｡

ロッテのエース･成瀬との投げ合いを制し､4月29日の楽天戦以来10試合ぶりの勝利を掴んだ武田勝は､
｢やっと勝てました｡ここ数ヶ月(勝利から)離れていたので､どういう立ち振る舞いをしていいのか分からなくて緊張しています｣(スポニチアネックスより)
とお立ち台で照れ笑い｡
勝ちに見放されたこの2ヶ月半については､
｢調子が悪かったわけではないので､気持ちが折れないように､チームのために頑張ってきた｣(同)
と振り返った｡

実はこの日は武田勝の34回目のバースデー｡
チームにとっても首位ロッテとのゲーム差を4とする価値ある勝利になり､
｢忘れられない誕生日になりました｡こういうことってあるんですね｡自分でもびっくりしました｣(同)
と笑顔を見せた｡

交流戦後､16試合を戦い4勝10敗2分けと調子を落としていた日本ハム｡
頼れるエースの勝利が､再浮上のきっかけとなるだろうか｡

(2012年7月11日)

その他のBASEBALLニュース