西武・岸、投打の活躍でチームトップの6勝目! 「今年一番疲れた」
【セ・パ交流戦 ヤクルト 1-5 西武 神宮】西武・岸孝之投手が11日、敵地でのヤクルト戦に先発。
投げては8回を3安打1失点、打っては2安打2得点の活躍で、チーム単独トップとなる今季6勝目を挙げた。
岸は序盤、縦に大きく割れるカーブを多投し、4回2死まで無安打。
中盤以降は直球主体の組み立てに切り替え、7回1死一、二塁のピンチも、松井淳を内角の直球で遊ゴロ併殺打に仕留めた。
打っては、3回にヤクルト先発・石川のカットボールを中前へ運び、相手のエラーと暴投で先制のホームイン。
6回には石川の勝負球であるシンカーを中前打し、中島の適時打で再び生還した。
岸は試合後、自身の打撃を振り返り、
「西口さんも(交流戦で安打を)打ったし自分も打ちたかった。今年一番疲れた」(スポニチアネックスより)
とコメント。
スタンドのファンから、
「全部良かったぞぉ!」(同)
と声が飛ぶと、
「(2安打は)たまたまバットに当たってくれた。もうないので期待しないでください」(同)
と返し、笑いを誘った。
この日は完投ペースだったものの、4点リードだったこともあり8回でお役御免。
渡辺監督も、
「走り疲れたし、普段はああいうことがないからね」(同)
と労をねぎらった。
エース・涌井に復帰のメドが立たない中、先発として安定した投球を続ける岸にかかる期待は大きい。
スタンドに向かって、
「きょうは楽しんでもらえたと思うので西武ドームでも応援よろしくお願いします」(同)
と頭を下げた岸には、すでにエースとしての自覚が芽生えているのかもしれない。
(2012年6月12日)
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