巨人・久保の故障は"人災"! トミー・ジョン手術決意も原監督は無責任発言…
今月18日、巨人・久保裕也投手が右肘じん帯の再建手術(トミー・ジョン手術)を行うことが発表された。
今月中にも関東圏内の病院で手術を行う予定で、今季中の復帰は絶望的。
チームは昨季20セーブの守護神を欠いたまま、リーグ制覇を目指すことになった。

久保は昨オフに右股関節の手術を受けた影響で、春季キャンプは完全別メニュー調整。
そのほとんどをリハビリに充てたため、十分な投げ込みとファーム固めをすることができなかった。

時間をかけて2軍で調整することも検討されたが、代役となるはずの越智や新外国人・マシソンがオープン戦で不安を露呈。
チームは抑え不在の状況を避けるべく、調整不足が明らかな久保を開幕1軍に選んだ。

しかし、ほぼ"ぶっつけ本番"で開幕を迎えた久保が本来の投球を出来るはずもなく、登板した2試合はともに失点。
そして4月6日には、右肘痛で出場選手登録を抹消された。

久保はその後、2軍でノースロー調整を行っていたものの、右肘の痛みは引かず、ついにトミー・ジョン手術を決断。
原監督からは、
「自分で決断したことだから(早く)戻って来られるように」(スポニチアネックスより)
と声をかけられたというが、他球団スコアラーは久保の故障を"人災"だと断言している。

「(久保は)明らかにまだ試合で投げられる状態じゃなかった。投げた試合はいずれも1イニングすら投げ切れずに失点。
140キロ後半に届くはずの真っすぐは130キロ台止まりで、ほとんどすべてがシュート回転していた。下半身が使えずに手投げになっているからで、ネット裏から見ていても気の毒なほどだった。
で、案の定、右ヒジに異変が起こった。無理なフォームで投げているのだから、肩、ヒジが壊れるのは想像がついたはずですが…」(日刊ゲンダイより)

医療技術の進歩もあり、トミー・ジョン手術のリスクは以前に比べ大幅に軽減された。
しかし、実戦復帰まで約1年かかる大手術であることに変わりはなく、過酷なリハビリもあり、投手生命を脅かす事態と言っていい。

こう考えると、原監督の発言はあまりに無責任ではないだろうか。
久保は手術を決意した心境を、
「1年を棒に振ることにもなるが自分のためにも球団のためにもいいと思いました」(スポニチアネックスより)
と気丈に語ったが、守護神として才能を開花させようとしていた右腕の1年間を奪った首脳陣の責任は重い。
(2012年5月27日)
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