巨人･清武球団代表､緊急会見で渡辺会長を批判! 対応次第では退任要求も!

巨人の清武英利球団代表は11日､文部科学省で記者会見し､来季のコーチ人事をめぐって渡辺恒雄球団会長と対立があることを明らかにした｡

清武代表によると､球団は来季人事について､岡崎郁1軍ヘッドコーチの続投を決定｡
渡辺会長の了承も得ていたが､今月4日､同会長は記者団に対し､
｢おれは何にも報告を聞いていない｡おれに報告なしに勝手にコーチの人事をいじくるというのは､そんなことありうるのかね｣(mns産経ニュースより)
と発言｡
9日には同会長から岡崎氏を更迭し､後任に江川卓氏を充てるよう指示されたという｡

清武代表は会見の中で､
｢コーチや彼らの指導を受ける選手を裏切り､ひいてはファンをも裏切る暴挙｣
と渡辺会長を批判｡
｢プロ野球界におけるオーナーやGM制度をないがしろにする｣
として怒りを露にした｡

さらに清武代表は､今月7日に渡辺会長が桃井恒和オーナー兼社長をオーナーから外す内示を出したことを暴露｡
｢代表でもない渡邉氏が､その一存で社長である桃井氏からオーナー職を剥奪することは､伝統球団の名誉をおとしめる｣(同)
と語気を強めた｡

今後については､
｢まずは是正を求める｣(同)
としたが､退任要求についても､
｢今後の対応次第ではないか｣(同)
と言及｡
同席した弁護士は､
｢あまりにも理不尽なことがあれば対応を考える｣(日本経済新聞より)
と法的措置も示唆した｡

また､プロ野球チームが文科省で会見するのは極めて異例だが､清武代表は､
｢企業統治､内部統制という極めて重要な課題を(渡辺恒雄会長という)最高権力者が破ったという大変大きな問題｡
きわめていい加減で､渡辺(個人)商店という状態になってはならいと考え､プロ野球の監督官庁である文部科学省で記者会見を行った｣(ニッカンスポーツより)
と説明した｡

(2011年11月11日)

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