ドラフト会議当日! 注目の藤岡&野村は12球団OK､菅野は巨人が単独指名か

プロ野球のドラフト会議が27日､東京･グランドプリンスホテル新高輪で行われる｡
今年の注目は藤岡貴裕(東洋大)､野村祐輔(明治大)､菅野智之(東海大)の3投手だ｡

大学No.1左腕･藤岡はこの日､
｢選んでくれるチームがあればどの球団でも､そこで頑張っていきたい｣(中日スポーツより)
と12球団OKの姿勢を表明｡
今年5月にロッテが早々と1位指名を発表していたが､身売り騒動で揺れる横浜､さらに西武もこの日1位指名する方針を固めた｡
1995年の福留孝介以来となる7球団の競合となる可能性もある藤岡は､ドラフトを前日に控え､
｢やっと来たなという感じで楽しみ｡徐々に緊張し始めている｣(同)
と期待を膨らませている｡

東京六大学史上7人目の通算30勝&300奪三振を引っさげてプロに挑む野村も､
｢どこに行ってもプロ野球はプロ野球｡球団にこだわりはありません｣(スポニチアネックスより)
と12球団OKの姿勢｡
広陵時代からマークを続ける地元･広島のほか､明大OBの星野監督率いる楽天など複数球団が競合すると見られている｡
ドラフト当日は練習があるものの､指名に合わせて切り上げる予定｡
｢周りが騒がしくなってきてるのは感じる｡まだイメージはできないけど､待つしかない｡楽しみにしてます｣(同)
と指名を心待ちにしている｡

大学球界最速157キロを誇る菅野については､伯父の原辰徳監督率いる巨人が昨年末に早々と1位指名を表明｡
本人の強い意向もあり､他球団は上位指名リストから外しているとみられ､巨人の一本釣りが確実だ｡
この日､ドラフト前最後となるスカウト会議を行った山下スカウト部長は､
｢何とも言えないが､そういう方向(単独指名)にいっているかなと思う｣(スポーツ報知より)
とコメント｡
すでに｢19｣｢20｣｢21｣とエース級の背番号を用意し､受け入れ態勢を整えているという｡

実力的には昨年注目を集めた斎藤､大石､沢村を凌ぐと言われる今年の"大学BIG3"｡
運命のドラフト会議は午後5時より行われる｡

(2011年10月27日)

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