昨季日本一のロッテが泥沼の10連敗! 守備に走塁にミス連発

【オリックス 6-4 ロッテほっともっと神戸】
ロッテは27日､敵地でオリックスと対戦｡
終盤に追い上げを見せたが6-4で敗れ､2004年以来7年ぶりの10連敗を喫した｡

いきなり出鼻をくじかれた｡
プロ2度目の登板となった先発･阿部和成は制球が定まらず､1回1/3を6安打3四球5失点でKO｡
連敗ストップを託された22歳の右腕は､
｢前回より緊張なく試合に入ることができたけど･･･｡ボール先行の投球で自分を苦しくしてしまった｡チームに申し訳ない｣(スポニチアネックスより)
とうなだれた｡

打線もオリックス先発･中山慎也の前に5回まで無安打｡
七回に細谷の左越え3ランで2点差まで追い上げ､なおも無死一塁で田中が中前打｡
反撃ムードが高まるかに思えたが､打者走者･田中が二塁を狙い憤死｡
その後､伊志嶺の適時打で1点差としただけに､悔やまれるミスとなった｡

攻撃面でのミスは守備にも伝染｡
その裏､1死一､三塁から渡辺正の失策で痛恨の1点を献上し､万事休すとなった｡

これでチームはバレンタイン監督時代の2004年4月以来となる10連敗｡
借金は1993年以来の22まで膨らんだ｡

西村監督は試合後､
｢1､2回の5点が響いた｡7回に4点を取っても･･･｣(ニッカンスポーツより)
とため息｡
守備や走塁でのミスについては､
｢そういうところをチームとしてしっかりやっていかないといけない｣(同)
と厳しい表情で語り､足早に球場を後にした｡

クライマックスシリーズ争いが白熱する9月､ロッテの成績は3勝16敗1分け｡
昨季の日本一チームが出口の見えないトンネルに苦しんでいる｡

(2011年9月28日)

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