決め球の主流はフォークからスライダーへ! 統一球効果でスライダー投手が大活躍!
"飛ばない"と言われる統一球の導入により、多くの投手が成績を伸ばしている。特に活躍が目立つのは、スライダーを武器とする投手たちだ。
両リーグの防御率トップ3を見ると、セが内海(巨人)、館山(ヤクルト)、吉見(中日)、パが田中(楽天)、武田勝(日本ハム)、ダルビッシュ(日本ハム)とスライダーを得意とする投手ばかり。
本塁打数が減少し、防御率が良くなることは理解できるが、なぜ"スライダー投手"たちが軒並み好成績を残しているのか。
評論家の小川邦和氏は、統一球とスライダーの相性の良さを指摘している。
「ボールの縫い目の幅が広くなり、それだけ指の引っかかりがよくなっている。スライダーは変化してからスピードが落ちなければ落ちないほど効果がある。指によく引っかかるからブレーキも鋭くなり、スピードも落ちない」(日刊ゲンダイより)
これまで勝負球として主流だったのは、打者の手元で鋭く落ちるフォーク。
しかし小川氏によると、人差し指と中指でボールを挟むフォークは、統一球に向いていないのだという。
「球自体が滑りやすくなったことで、しっかりと挟むために指と指の幅をより広げなければならない。微妙な感覚の差が出てくる」(同)
確かに、今季はフォークを武器としてきた投手の苦戦が目立つ。
"雷電フォーク"と呼ばれる落差の大きいフォークを決め球とする巨人・越智大祐は、27試合に登板して防御率3.62。
阪神・久保田智之に至っては23試合に登板して防御率5.40と安定感を欠き、2軍落ちも経験した。
統一球導入で投高打低になると同時に、スライダー黄金時代を迎えているプロ野球。
小川氏はこの状況を、プロ野球が次のステップへ上がるために必要な期間だと捉えている。
「スライダーを打つために打者が研究、工夫すれば、そこで日本の野球がまたひとつレベルアップする」(同)
いつの時代もプロ野球は打者と投手が切磋琢磨してレベルアップしてきた。
WBCを連覇し、追われる立場となった日本にとって、統一球の導入はいい選択だったようだ。
(2011年8月7日)
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