日本ハム･中田翔が打点単独トップ! チームは48日ぶりに首位浮上!

【西武 2-5 日本ハム西武ドーム】
日本ハムは3日､西武に5-2で勝利し､ソフトバンクと並んで首位に浮上｡
六回に4試合連続となる適時打を放った中田翔内野手は､46打点で両リーグ単独トップに立った｡

1点リードの六回1死一､二塁｡
｢投手の方が一生懸命投げていたし､何とか打線で援護したいと強い気持ちで打席に入りました｣(サンケイスポーツより)
という中田は､西武先発･石井の胸元に食い込んでくるスライダーを強振｡
鋭い打球は左中間を破り､貴重な追加点をたたき出した｡

これで中田は､6月29日のロッテ戦から4戦連続で打点をマーク｡
44打点で並んでいた西武･中島を抜き去り､46打点で初の単独トップに躍り出た｡
さらに､得点圏打率.397､二塁打数20もリーグトップ｡
｢ずっと1軍で活躍してきた人たちもいる中でのトップなので､自信になる｡現時点で､ですけど､もっともっと頑張ろうという気になりますね｣(日刊スポーツより)
と高いモチベーションを維持している｡

入団当時はプレーよりも､その奔放な言動が注目された中田｡
しかし今季は､
｢一流でもないのに､大きなことを言うのは格好悪い｣(同)
と"ビッグマウス"を封印｡
シーズンに入っても､2軍施設でマシン打撃を行ってからナイターに臨むなど､陰ながら努力を続けてきた｡

入団時から中田を見守ってきた福良ヘッドコーチは､
｢すごいな～｡今は(4番として)遜色ないね｣(同)
と絶賛｡
梨田監督は､
｢あのくらい打っても驚かないよ｣(デイリースポーツより)
と絶大な信頼を口にした｡

貯金を今季最多となる｢18｣に伸ばし､48日ぶりに首位に立った日本ハム｡
タイトル獲得も見えてきた若き主砲の活躍が､チームに勢いを与えている｡

(2011年7月4日)

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