巨人・沢村拓一、夏場の投球に不安アリ!? 偉大な先輩が指摘する弱点とは!?
先月26日の阪神戦(甲子園)で7回6安打無失点の好投を見せ、今季4勝目を挙げた巨人・沢村拓一投手。
打線の援護が少なく勝ち星こそ伸び悩んでいるが、ここまで12試合に先発して防御率1.94、73奪三振とルーキーとしては十分すぎる成績をマークしている。

しかし、本格的な夏場を前に、沢村の活躍に疑問を投げかける人物が現れた。

その人物とは、巨人OBで現役時代に沢村と同じ背番号「15」を背負っていた城之内邦雄氏。
1962年に異例の新人開幕投手を務め、24勝をマークして新人王を獲得した沢村の偉大な先輩だ。

城之内氏は沢村を、
「ウエートトレで鍛え上げた上半身、それにハートが素晴らしい」(夕刊フジより)
と絶賛しながらも、
「昨年までは、春と秋にしか公式戦のない大学生。これからの夏場がヤマになる」(同)
と指摘。

さらに、
「現状の沢村のストレートは、初速の割に終速が遅い。好投しながら終盤に1発を食らうケースが目立つ一因も、そこにある」(同)
と最速157キロを誇る沢村の直球を一刀両断した。

だが、そこは同じ背番号を背負うかわいい後輩。
城之内氏は沢村に対し、"走り込みを徹底せよ"というアドバイスを送っている。

「走り込んで下半身に粘りが出てくれば、球持ちが長くなり、終速が落ちない、キレの良い球がいくようになり、もっと楽に抑えられるはず」(同)

走り込みの効用は球速アップだけではない。
夏場の戦いに向けたスタミナも同時に強化することができるのだ。

佐野日本大学高等学校時代は無名に近かった沢村。
そんな彼が中央大学進学後、一躍アマNo.1右腕にまで成長した背景には、徹底したウエートトレーニングがあった。

果たして、沢村は"走り込み"という原始的なトレーニングを実践するだろうか。
暑さが厳しくなる中、今後の投球に注目が集まりそうだ。
(2011年7月2日)
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