手術の可能性もある松坂大輔､監督の不可解な采配で右ひじを酷使していた!?

右ひじ痛で故障者リスト(DL)入りしているレッドソックスの松坂大輔投手｡
故障の状態は思わしくなく､先月31日にはロサンゼルス近郊の病院で肘手術の世界的権威であるルイス･ヨーカム医師の診察を受けた｡

ボストンでの試合後､フランコナ監督は､
｢新しいことはない｣(ニッカンスポーツより)
とコメント｡
今後については､
｢もう1度(松坂本人らとともに)診断結果などを精査してから考える｣(同)
と話すにとどまった｡

一部スポーツ紙では手術の可能性が報じられるなど､重傷の疑いが強い松坂｡
故障の原因は分かっていないが､先月5日のエンゼルス戦で気になる場面があった｡

延長戦までもつれた同試合､レッドッソクスは先発投手が早々と降板したこともあり､十二回までに7人の投手を起用｡
それでも決着は付かず､延長十三回には松坂が緊急登板を余儀なくされた｡

松坂は当時､右ひじ痛からの故障明け｡
当然､満足な投球をすることは出来ず､エンゼルスに勝ち越しを許して負け投手となった｡

試合後にフランコナ監督は､
｢(松坂を投入する以外)他にどうしようもなかった｣(日刊ゲンダイより)
と説明｡
しかし､他にも選択肢はあったというのが周囲の見方｡
なぜなら､ベンチには救援専門の右腕･ジェンクス投手が残っていたからだ｡

実はこの日の試合前､ジェンクス投手は右ひじ痛を訴え､メディカルチェック受けていた｡
だが､トレーナーの診断は"投球可能\"｡
フランコナ監督はこれを知りながら､故障明けの松坂に緊急登板を命じたのだ｡

DL入りが決定した先月17日､
｢何か異常はあるとは分かっていました｣(スポニチアネックス)
とコメントした松坂｡
エンゼルス戦の緊急登板が全ての原因ではないだろうが､傷付いた右ひじをさらに痛めつけていたことは間違いないだろう｡

(2011年6月4日)

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