義援金1億円寄付のイチローがケチ!? 韓国メディアの報道に批判殺到!

東日本大震災を受け､各地で広がりを見せている支援の輪｡
当然､その流れはスポーツ界にも及んでおり､多くのトップアスリート達が義援金の寄付を明らかにしている｡

そんな中､米大リーグ･マリナーズのイチロー外野手が所属するマネジメント会社『バウ企画』を通じて日本赤十字社に1億円の寄付をしていたことが発覚｡
その額はもちろん､コメントを発表しなかったイチローの姿勢が大きな話題となった｡

しかし､国が違えば感じ方も違うのか､一部韓国メディアはイチローの義援金1億円について"ケチ"だと報じているという｡

韓国のネットメディア『ukopia』は19日､『"ヨン様"ほどでもないね･･･』と題した記事を掲載｡

その中でイチローを､
｢年俸がおよそ1800万ドル(約14億円)に達する日本最高のスポーツスター｣
と紹介し､義援金として約11億ウォン(1億円)を寄付したことを報じた｡

しかしその一方で､
｢"韓流スター"ぺ･ヨンジュンは10億ウォン(約7200万円)を喜んで寄付した｣
と日本で大人気の"ヨン様"を引き合いに出し､
｢日本のスーパースターは(ぺ･ヨンジュンと寄付金が)同じような金額であり､(ぺ･ヨンジュンと)対照的な姿をみせた｣
と暗にイチローの義援金が少ないことを指摘した｡

韓国にとってイチローは､第2回ワールド･ベースボール･クラシック(WBC)で決勝タイムリーを打たれた因縁の相手｡
そうしたことも､今回のような報道に関係しているのかもしれない｡

しかし､義援金とは"気持ち"であって､"金額"を比較するものではない｡

同記事には韓国国内でも､
｢寄付を多い少ないで判断するな｣
｢寄付することが重要であって金額じゃないだろう｣
｢ヨン様は韓国では全然人気がなかったのに､『冬のソナタ』のおかげで莫大なお金を稼いだじゃないか｡イチローは米国で稼いでいるんだし､寄付の額がそんなに重要か?｣
といった声が挙がっているという｡

現在も余震や原発問題に苦しんでいる被災地の状況を考えれば､今するべきことは"批判"などではなく､暖かな"支援"だろう｡

(2011年3月26日)

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