セ･リーグ､4月12日の同時開幕で最終調整!? 24日の理事会で決定か!?

これまで3月29日の開幕を主張してきたセ･リーグが､4月12日のセ･パ同時開幕の方向で最終調整していることが23日､明らかになった｡
文科省などから要請されていたナイター自粛も全面的に受け入れる見通しで､順調にいけば､24日に開かれる緊急理事会で正式決定するという｡

この日､日本野球機構事務局にはセ･リーグの営業担当者が集まり､日程変更した場合の代替球場などについて協議｡
ヤクルトは大学野球などで神宮が使用できなくなった場合､QVCマリン(旧千葉マリンスタジアム)などで試合を実施する方針だという｡

同日､事務局に姿を見せた新(あたらし)セ･リーグ理事長は､
｢監督官庁の指示､強い要望に対し､全面的に従っていく｣(サンケイスポーツより)
とコメント｡
日程変更についても､
｢そのために理事会を開くんだから｣(同)
とし､セ･パ同時開幕への意欲を見せた｡

監督官庁である文科省からの要請や世論の反発に流された形だが､開幕を延期することでシーズン全体の日程消化に支障をきたすことは間違いない｡
一部では"20連戦"の可能性まで報じられているほどだ｡

そのため､セ･リーグ側は10月29日開幕予定の日本シリーズを､2週間以上先送りするようパ･リーグ側に提案｡
シーズン終了が大幅にずれ込む可能性もあるが､過密日程は回避しながら公式戦144試合とクライマックスシリーズの全日程を消化したい考えのようだ｡

すでに阪神､ヤクルト､横浜の3球団はセ･パ同時開幕に賛成しているといわれている｡
緊急理事会では､3月29日の開幕を強く主張している巨人の出方が焦点となりそうだ｡

(2011年3月24日)

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