プロ野球､3.25の開幕は困難か 15日にセ･パ緊急理事会

東日本大震災に関連して14日から計画停電が実施されるため､プロ野球の開催に影響を及ぼす可能性が出てきた｡

13日現在､日本野球機構(NPB)に節電要請は来ていないというが､停電対象となれば開催は不可能｡
15日には都内で緊急のセ､パ理事会と実行委員会が行われるという｡

緊急理事会を開くことを決めた花井パ･リーグ統括は､
｢まずは現状認識が先決｡共通認識に立ってやらないと｡Kスタだけでなく､マリンの問題もある｡移動の問題もあるし､15日に最終判断ができるかどうかは分からない｣(中日スポーツより)
とコメント｡
もともと､公式戦の開催は各球団の判断に委ねられているが､今回は野球協約157条の『日程の重大な変更』に該当する可能性があるとみられている｡

これを受け阪神の南信男球団社長は､
｢移動日のナイターなど､日程的な問題もあるので､球団ごとには決められない｡その上でデーゲームでの開催を要請されれば､阪神としては協力します｣(デイリースポーツより)
と柔軟な姿勢で対応していくことを表明｡

また､西武は､
｢今回の地震による電力供給の現状を考えて､今後の西武ドームでのすべてのオープン戦を見合わせた｣(同)
と発表した｡

本拠地のある仙台が被災した楽天の米田純球団代表は､
｢施設(Kス宮城)だけでなく､宮城県の状況は日に日に被害が拡大している｣(スポニチアネックスより)
と発言｡
しかしながら､
｢基本的には早く試合をやって東北の人に元気､勇気を与えるのが使命だと思っている｣(スポーツ報知より)
と早期開催への希望は捨てていない｡

今季は3月25日にセ･パ同時開幕が予定されていたプロ野球｡
15日に行われる､緊急理事会の決定に注目が集まりそうだ｡

(2011年3月14日)

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