レッドソックス･松坂大輔が控え組みでキャンプイン!! 先発枠奪回へ早くも猛アピール!!

米大リーグ･レッドソックスの松坂大輔投手が17日､キャンプ2日目にして早くもブルペン入り｡
正捕手候補のジャロッド･サルタラマッキアを相手に計40球を投げ込んだ｡

キャンプ初日となった16日､ベケットやレスターらが名を列ねる"主力先発組"ではなく､実績のない若手投手陣と同じ"先発控え組"に振り分けられた松坂｡
これまで自動的に与えられてきた先発枠を､今季は自らの実力で勝ち取らなくてはならない｡

もちろん､この現状を最も理解しているのは松坂自身だ｡
今オフは体幹を鍛えることに重点を置き､ハワイで過酷な自主トレを敢行｡
一昨年のキャンプでは､ふくよかな体型を地元メディアから指摘されたが､今年は引き締まった体でキャンプに臨んでいる｡

この日のブルペンでは直球だけでなく､スライダーやカットボール､チェンジアップも披露｡
｢本格的な投げ始めはきょうからでしたが､いい方だったと思う｡(制球も)荒れなかった｣(サンケイスポーツより)
というように力強いボールを低めに集め､見守ったヤング新投手コーチに仕上がりの良さをアピールした｡

オープン戦ではすでに決定している28日のツインズ戦をはじめ､6試合に登板予定｡
先発枠を勝ち取るための大事なアピールの場となるが､松坂は､
｢スケジュールの中で一歩一歩ステップを踏んでいけるようにやっていくだけ｣(スポニチアネックスより)
とあくまで冷静｡
｢1年間やれば､それなりの数字が出てくると思う｡1年間元気にやることだけです｣(同)
と静かに闘志を燃やしている｡

ここ2年間チームの期待を裏切り続け､ついに先発枠から外れた松坂｡
万全の体調で臨む今季､どん底から這い上がることはできるだろうか｡

(2011年2月18日)

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