身内でも容赦ナシ!! 西武ドラ1･大石達也の実戦デビューはガチンコ紅白戦!?

西武のドラフト1位･大石達也投手が17日､今キャンプ最多となる134球の投げ込みを実施｡
前日も103球を投げ込んでおり､先発転向で不安視されるスタミナ面を徹底的に強化している｡

この日はスムーズな体重移動とゆったりしたフォームを意識したという大石｡
力みのないフォームからキレのいいボールを投げ込み､16球連続ストライクと制球力も見せ付けた｡

これには投球を見守った渡辺監督も､
｢きょうは今キャンプでナンバーワン｡うまく下を使えるようになった｣(産経ニュースより)
と高評価｡
大石自身も､
｢めちゃよかったです｣(同)
と手応えを感じているようで､連日の100球超えにも､
｢だいぶ慣れてきた｡どんどん投げ込んでいきたい｣(同)
と語り､先発転向への自信を覗かせた｡

そんな大石の実戦デビューが､20日の紅白戦になることが決定｡
先日､同期の巨人･沢村拓一投手が紅白戦で2回無安打無失点と好投しているだけに負けられないところだが､20日の紅白戦は単なる練習ではない｡

熊沢打撃コーチ補佐は20日の紅白戦に向け､
｢登板する投手全員に対して､ミーティングもして対策を練る｣(ニッカンスポーツより)
と"ガチンコ勝負"を明言｡
大石はルーキーのため､クセや球筋のデータは少ないが､
｢登板前の投球練習を見て､作戦会議をする｣(同)
という熱の入れようで､身内だろうと容赦なく打ちにいく構えだ｡

これを聞いた大石は､
｢マジですか?｣(同)
と苦笑いしながらも､
｢スピードは気にせず､全力で投げたいですね｡2回とかですよね?(大学時代は抑えで)2回とか(短いイニング)は得意ですから｣(同)
と不敵な笑み｡
今年のルーキーたちの中でも潜在能力No.1と言われる男が､ついにそのベールを脱ぐ｡

(2011年2月18日)

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