視聴率低迷で巨人戦のナイター中継が激減!! 起死回生の秘策は球審カメラ!?

日本テレビは24日､2011年の巨人軍主催試合のテレビ中継予定を発表｡
地上波では昨年と同数の計22試合が放送されるが､ナイターの放送はわずか7試合｡
かつて"ドル箱"と呼ばれ高視聴率を連発した巨人戦だが､野球人気の低迷もあり苦しい状況を迎えている｡

昨季､地上波で放送された巨人戦ナイターの平均視聴率は8.2%｡
前年の9.8%から1.6%の下落に､日本テレビの舛方勝宏副社長も､
｢開幕から2けた(の視聴率)を獲ることができず､1.6ポイント落ちたのは痛い｣(サンケイスポーツより)
と嘆くしかなかった｡

そんな中､日本テレビは週末のデーゲーム放送を増やすことを決断｡
小･中学生の間での野球人気向上に目を付け､家族で楽しめるコンテンツとして野球中継を復活させたい考えだ｡

また､今年7月の地デジ完全移行に向け､データ放送の充実や"3D野球中継"の実施なども予定しているという｡

中でも視聴率回復の切り札と期待されているのが､"球審目線の野球中継"の実施だ｡

これは球審のマスクにCCDカメラを設置することで､選手達の迫力がより間近で体感できるという画期的な企画｡
すでに日本テレビは審判団への提案を行っており､早ければ2月19日から始まるオープン戦でテストされ､支障がなければ3月25日の開幕戦から導入される予定だという｡

球場に足を運ぶことなく､ドラフト1位右腕･沢村拓一投手の150キロを超える剛速球や小笠原道大内野手のフルスイングを体感することができる"球審カメラ"｡
果たして､新たな野球中継の形は視聴者に受け入れられるだろうか｡

(2011年1月25日)

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