巨人ドラ1･沢村拓一に弱点発覚!! このままでは球速が維持できない!?

巨人の原辰徳監督が14日､神奈川県川崎市のジャイアンツ球場で行われる新人合同自主トレを視察するが､分かった｡
指揮官が新人合同自主トレを視察するのは､坂本勇人内野手が高校生ドラフト1位で入団した2007年以来のこと｡
注目はもちろんドラフト1位の沢村拓一投手だ｡

8日からスタートした新人合同自主トレで軽快な動きをみせている沢村｡
この日は約70メートルの遠投を力強くこなし､
｢1カ月ぶりくらいです｡遠投できてよかった｣(デイリースポーツより)
と納得の表情｡
さらに､インターバル走による耐久力テストでは新人選手12人中2位タイの好成績をマークした｡

しかし､そんな沢村にも弱点はある｡
新人合同自主トレ開始時に計測した体幹テストの結果がこの日発表され､沢村は12人中8位｡
185キロのバーベルを担いでスクワットを行う強靭な下半身とは対照的に､腹筋と背筋が弱いことが明らかになった｡

この結果を受け川口和久投手コーチは､
｢彼の場合､体幹の中でも特に腹筋(中略)腹筋が弱いとボールがばらつく｡スピードを維持するためにも腹筋が必要｣(スポーツ報知より)
と武器である直球を伸ばすためにはバランスのとれた腹筋と背筋が不可欠であると説明｡

沢村自身も､
｢弱点は腹筋と背筋で､ぼく自身も自覚していることです｡今はそれを鍛えることに力を入れています｣(サンケイスポーツより)
と肉体を"プロ仕様"にしていくことを誓った｡

ただ､現時点でも直球の最速は157キロ｡
弱点がはっきりしているだけに川口コーチは､
｢伸びしろがあるということだよね｣(同)
と余裕の表情だ｡

直球には強いこだわりを持っているという沢村｡
理想の肉体を手に入れたとき､巨人の日本人投手として初となる160キロ超えが見えてくる｡

(2011年1月14日)

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