ソフトバンク･馬原孝浩が”目に見えない”評価で7千万円増!! 来季は究極の抑えを目指す!!

ソフトバンクの馬原孝浩投手が福岡市のヤフードーム内で代理人とともに2度目の契約更改交渉に臨み､7千万円増の年俸2億1千万円でサインした｡
1度目の交渉では"目に見えない部分"での評価を訴えていた馬原｡
今回の交渉では納得のいく話し合いができたようで､
｢お互い歩み寄って､評価してもらうところは評価してもらった｣(47NEWSより)
と笑顔をみせた｡

馬原は今季､53試合に登板し5勝2敗32セーブ､防御率1.63の好成績で7年ぶりのリーグ優勝に貢献｡
7月には日本人最速で通算150セーブを達成した｡

前回の交渉で馬原は､来季から本格導入される予定の新査定方式について球団側に改善を要求｡
新査定では先発､リリーフにかかわらず評価基準が同一で､タイトル獲得が重要視されるからだ｡

馬原は､
｢球団がわかってくれないと報われない｣(デイリースポーツより)
とし､精神的プレッシャーやブルペン待機などの数字に表れない部分の評価での評価を訴えていた｡

今回の交渉では馬原の思いが届いたようで､代理人を務めた川添丈弁護士は､
｢すべて認められたわけではないが､馬原さんの納得できるところまで行った｣(ニッカンスポーツより)
と説明｡
今後も新査定法について話し合いを継続していくことも確認したという｡

そして､なにより馬原を喜ばせたのが笠井和彦オーナー代行からのねぎらいの言葉｡
文章によるものだったというが､
｢来年に向け､ようやく気持ちが切り替えられるようになった｣(同)
と満足げに語った｡

来季に向け､
｢失敗をなくす｡逆転だけは許さない｣(同)
と抑え投手の究極ともいえる目標を掲げた馬原｡
来季もプレッシャーのかかる場面での活躍が期待できそうだ｡

(2010年12月30日)

その他のBASEBALLニュース