巨人･小笠原道大内野手､5000万増も｢大差ない感じ｣!? 日本人最高年俸にも興味ナシ!?

今季が4年契約の最終年だった巨人･小笠原道大内野手が29日､東京･大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み､5000万円増となる年俸4億3000万円の2年契約でサイン｡
まだ更改をしていない中日･岩瀬仁紀投手に並ぶ日本人球界トップの年俸となった｡

交渉を終え会見場に姿を現した小笠原は､
｢大差ない感じで2年契約です｣(デイリースポーツより)
と日本人最高年俸にも淡々とした様子｡
契約年数についても､
｢(球団との)話し合いの中でのものですから｡まずは2年やってくれと言われたので｣(同)
と多くを語ることはなかった｡

交渉に納得していないわけではない｡
厳しい表情の裏には､日本一どころかリーグ優勝すら達成できなかった今シーズンの悔しさがあった｡

今季は137試合に出場し､打率.308､34本塁打､90打点｡
不動の3番として文句なしの成績を収めたが､
｢今年は自分の中では残念な1年だった｣(ニッカンスポーツより)
と振り返り､
｢来年の目標はリーグ優勝と日本一｡その2つだけです｣(同)
と力強く宣言した｡

悔しさをバネに来季の巻き返しを誓った小笠原だが､今回の2年契約を終えると次の契約交渉は40歳を迎えるシーズン前｡
年齢という避けられない壁に直面することになるが､
｢40という数字が､自分の中でゴール地点ではない｡先に行くにはその40というラインでも､第一線で頑張らないといけない｣(同)
とあくまで40歳という年齢が通過点であることを強調した｡

2007年にFAで日本ハムから巨人に移籍して4シーズン｡
3度のリーグ制覇に貢献し､チームを象徴する存在となった小笠原｡
報道陣からの､
｢生涯巨人?｣(同)
という問いかけに､
｢今はそのつもりでいます｣(同)
とこの日､一番の笑顔で答えてみせた｡

(2010年11月30日)

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