ヤクルト･青木宣親がタイトル獲得のため欠場!? 右ひざ痛で今季初の先発落ち

【ヤクルト 2-0 広島】スタメンが発表されると､神宮がどよめいた｡

ヤクルト･青木宣親外野手が142試合目で今季初めて先発から外れた｡
2点リード迎えた最終回に､
｢僕を見に来てくれるお客さんもいる｣(スポーツ報知より)
と志願し､守備固めとして出場したが打席に立つことはなく､リーグトップの打率3割5分8厘を維持した｡

小川監督代行は試合後､
｢最多安打を目指して張りつめていた部分もあった｣(スポニチアネックスより)
とコメント｡
阪神･マートンに8本差をつけられている最多安打争いのため､右ひざ痛をおしての出場が続いていたことを明かした｡

尊敬するイチローのシーズン最多安打記録はマートンに先を越され､試合前の段階で打率2位の阪神･平野と打率差も安全圏ではなくなっていた｡

イチロー越えを諦め､タイトルを優先する形となった青木だが､小川監督代行は､
｢(最多安打争いでマートンとの)8本は不可能ではない｡挑戦してくれると思う｣(サンケイスポーツより)
と残り2試合の出場を示唆｡

青木自身も､
｢できるところまでやろうと思う｣(同)
とラストスパートを誓った｡

この日､平野は3打数無安打｡
その差は7厘に広がり､逆転するには残り1試合で6打数6安打が必要となったため､青木の首位打者獲得がほぼ確実となった｡

青木の打席を楽しみに試合に訪れたファンにとっては､唯一の救いとなったことだろう｡

(2010年10月7日)

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