まさかのエース離脱!? 西武･涌井が追突事故で次回登板回避も

混戦パ･リーグ首位に立つ西武に激震が走った｡

今季ここまでチーム最多の13勝を挙げているエース､涌井秀章投手が6日午前1時ごろ､東京･渋谷区神宮前の表参道で乗用車を運転中､前方を走るタクシーに追突する事故を起こしていたことが､分かった｡

事故現場は､見通しの良い片側3車線の直線道路｡
警視庁原宿署は､涌井に飲酒の形跡はなく前方不注意が原因とみて､自動車運転過失傷害の疑いで書類送検する見込み｡

涌井にけがはなかったが､追突された60代の男性タクシー運転手は､首の頸椎に軽いねん挫を負い全治1週間程度だという｡

この事故について､西武の小林球団社長は､
｢普段から車には十分に注意するように言っている｡当分､車に乗って球場に来させない｣(中日スポーツより)
と運転の自粛を決めた｡

また､涌井本人は､
｢相手の方には大変申し訳ないと思っております｡大切な時期に事故を起こしてしまい､ファンのみなさんをはじめチームにご迷惑をおかけして申し訳ありません｣(同)
と謝罪｡

球団側は､試合出場に影響するような謹慎などの処分はしないという｡

ローテーション通りであれば､涌井の次回登板は11日のロッテ戦｡
首位攻防の大事な一戦となるが､橋本投手コーチは､
｢今後の登板についてはあした(7日)､本人と話し合って決める｡精神的なショックもあると思うし･･･｣(スポーツ報知より)
と登板回避も示唆｡

残り16試合｡
落とせない試合が続く中で起きた今回の事件｡
涌井はもちろん､チームにも大きな影響を与えそうだ｡

(2010年9月7日)

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