東海大･菅野､プロもうなる直球最速154キロ!!

26日に東京Dで行われたパナソニック第5回世界大学野球選手権に出場する日本代表と､NPBフレッシュ選抜の壮行試合｡
試合はNPB選抜が4-0で勝利したが､巨人･原監督の甥で東海大の来秋ドラフト1位候補右腕･菅野智之(3年)が最速154キロの力投｡
最終回を完全の2Kと圧倒した｡

プロのバットがかすりもしない｡
菅野が右腕を振リ下ろす度､球速表示に2万3000人の観客がどよめいた｡
九回2死､カウント2-3からの6球目｡外角への154キロに翔太のバットが空を切り､2者連続三振で試合終了｡

｢大学生にもこういう投手がいるんだと､見せつけたかった｡たくさんのお客さんを持ち味のストレートで喜ばせたかった｣(スポーツ報知より)

12球中7球が直球｡
自己最速の155キロには届かなかったが､6球が150キロを超えた｡
広島･堂林にはカウント2-0からのサインに首を振り､153キロで3球三振に仕留めた｡

｢威力が違う｡雄星(西武)より速い｣(同)

と堂林も唖然｡
翔太も

｢のみ込まれた｡プロみたいに手元で伸びる｣(同)

と脱帽した｡

世界大学野球選手権を前に榎本監督は､

｢大学No1､2の実力ある投手｡先発も中継ぎも抑えもやる､酷な役割を求めたい｣(同)

と評価するが故のフル稼働を指令｡
対して菅野は､

｢チームが勝つならどこでもいい｣(同)

と頼もしい返事｡
プロをうならせた投球で､期待の剛腕が大会初のVを奪いに世界へ挑む｡

(2010年7月27日)

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