桑田ジュニアの桜美林、甲子園出場ならず 高校野球
全国高校野球選手権大会の西東京大会準々決勝(22日、神宮球場)で第4シードの桜美林は、1-4で第1シードの日大鶴ヶ丘に惜敗。
7番センターで出場した元巨人・桑田真澄氏(42)の長男で桜美林高3年の真樹(まさき)外野手は、3打数無安打に終わり、念願の父子甲子園出場はならなかった。

日大鶴ヶ丘の左腕・岡崎を前に、桜美林は2安打に封じられた。
左打ちの真樹は1打席目で右翼への鋭いライナーを真っ正面に。2打席目は右中間に大飛球を上げるも、スタンドには届かず。

「打球が低すぎたのと、高すぎたのと。その間を打たないと。いい左投手から、いい当たりを飛ばしていたし、紙一重だった」(夕刊フジより)

と桑田氏は解説。
4戦連続で観戦に訪れていた桑田氏は、

「神宮で息子がプレーしてくれたのはうれしい。ここはボクがたくさん挑戦したグラウンドだから。甲子園は本当に難しいんですね」(同)

と納得の表情。
試合を終えた真樹も、

「思いっきりプレーできたので、それだけでうれしかった」(同)

と涙を見せることなく、高校最後の夏を振り返った。


真樹は桑田氏の希望もあって、卒業後は大学進学の予定。

「今のところ順調なんで、無理せずに一歩一歩階段を登っていってほしい」(同)

父は5年後のプロ入りを夢に見ながら、息子の背中をやさしく見守った。
(2010年7月25日)
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