首位奪に向け総動員真弓虎､安藤リリーフ!!

12日､57歳の誕生日を迎えた阪神･真弓監督は､祝福に駆けつけた報道陣を前に､13日からの巨人との首位攻防3連戦を初戦必勝すると宣言｡
この日行われた練習では､山口投手コーチが安藤優也投手(32)をリリーフ要因としてベンチ入りさせることを明かした｡
投手陣総動員で､昨季の屈辱を晴らす｡

｢虎V｣と書かれたバースデーケーキを受け取った真弓監督は､奪首位に向けて意気込みを話した｡

｢戦い方はいつもと一緒｡(首位攻防戦を)一戦一戦､意識しながらやっていく｣(スポニチアネックスより)

カードの頭を取る重要性について聞かれると､｢もちろん｣と短くもはっきりと答えた｡

1年前の誕生日は巨人に惨敗して自力優勝が消滅｡56歳､最悪の出だしとなってしまった｡
あれから1｡
今季は巨人戦を8勝4敗と大きく勝ち越している｡これまでの4カードも初戦全て白星と初戦を落とす気がしない｡

秘策もある｡

安藤のリリーフ待機だ｡

この日､甲子園の室内練習場で行われた指名練習に参加した山口投手コーチは､その起用法について説明した｡

｢ブルペンで待機させて､出番を待つということ｡調整の仕方を変えてみて､(次に先発する)ゲームに(挑ませる)ということ｣(同)

巨人3連戦の大事な場面で登板する可能性については｢それもある｣と､その可能性を示唆した｡

エース右腕は今年､3年連続開幕投手を務めたものの､7試合で1勝3敗､防御率7･96とふるわず｡
1軍再復帰2戦目となる8日のヤクルト戦では4回9失点でKOを喫した｡

不調から中6日で15日の巨人3戦目も考えられたが､中継ぎ要員としての期間を設けて､18日のヤクルト戦に向かわせる方針だ｡
18年ぶりのリーグ優勝となった03年には勝利の方程式の一角を任され､51試合に登板｡
巨人戦9試合で1勝0敗､防御率1･13と安定感があった元セットアッパーに火消し役を託す｡

今季は打線が好調の阪神｡対する巨人もラミレス､阿部の主砲が好調子だが､投手陣総出でこれを押さえ込む｡

(2010年7月13日)

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