ラミ&ブラ、同日に3打席連続アーチ!! 本塁打数も2人でトップに

29日のマツダスタジアムで行われた広島戦、巨人のラミレスは二、四、五回と自信初の3打席連続ソロアーチを放つ、まさに"ハットトリック"を決めてみせた。
これでラミレスは本塁打数を26本に伸ばしてトップに立つと、その後今度は甲子園で、本塁打王を争うライバル・阪神のブラゼルが同じ快挙を成し遂げてトップに並んだ。

まずはリーグ戦再開後、好調子を見せるラミレスだ。
一発目は二回。外角低めに沈むチェンジアップに体勢を崩されながらも、ヘッドを振り切って右中間席に運ぶ先制ソロに。
続く四回は、ほぼ同じコースの同じ球種を左翼席に運んだ。
そして五回、迎えた第3打席。フルカウントからの外角直球を、逆らわずに右翼席へ。

「甘いボールを見逃さず、強いスイングを意識している結果」

昨季は1試合平均1･34本と、12球団の本拠地で2番目に本塁打が少なかったマツダスタジアムでの3連発に胸を張った。

ラミレスが3本目を放ったという報告は、甲子園球場で、3度目の打席を待つブラゼルの耳にも届いていた。
自身も二回、三回と続けざまに本塁打を放っている。

「そのことは聞いていた。冗談では"こっちも打たないといけないな"と言ってたんだ」（スポニチアネックスより）

五回、二死二塁、無心で振ったバットから放たれた打球は、弧を描いて中堅右へ。

「まさか本当に出るとは思わなかった」

思いもかけず、ライバルと同じ3連発で本塁打王争いのトップを併走することになったブラゼルは笑って言った。

同日に2人も3連続本塁打を達成するのは史上初。
本塁打王を争うラミレスとブラゼルは、手強いライバルの存在を再認識した。

なお、試合は、球団タイ記録となる1試合8本塁打を放った巨人が広島に12-9で勝利。阪神も11-5で中日に勝利した。

(2010年6月30日)

その他のBASEBALLニュース