松井、メジャー150号達成!! 日米通算1531打点で清原超え

26日に行われた米大リーグ、エンゼルス対ロッキーズの試合で、エンゼルス・松井秀喜外野手が初回にド派手な満塁アーチ弾を放って米通算150本塁打を達成した。
これが決勝打となり試合はエンゼルスが4-2で勝利。
また、日米通算打点も1531に伸ばし、巨人時代の同僚・清原和博氏（1530打点）を超えた。

初回一死満塁。カウント0-3から積極的に振りぬいた一打。
「高めだけを待って打った。行ったんじゃないかと思った」（スポーツ報知より）
16試合ぶりの一発、10号満塁アーチが中堅左に飛び込んだ。
球場スクリーンに浮かんだ"米通算150号"の文字に、球場は3万9225人の歓声で包まれた。

ヤンキース1年目の03年4月8日のツインズ戦、本拠地・旧ヤンキースタジアムで放った第1号が思い起こされる劇的グランドスラムだ。
「今日の試合の中で大きな本塁打。150号は意識しないけど、違う意味でも記憶に残りやすいかもしれない」
勝利を呼び寄せた一発は、喜びも大きい。

「日本にいたときと比べたら遅いんだろうけど、ペースは考えてない」
日本で02年にシーズン50発を放った長距離砲が、米国では2年目の31発が最多。
「球が重いとか飛ばないとかいう感覚は、もうない。これが当たり前。日本の球の重さは忘れたよ」
メジャー8年目。988試合で到達した150発目。その数字は通過点でしかない。
米200号、300号を期待する声には「気持ちと体と技術と、全部もったら行きたい」と応える。

昨季は1試合も守備機会がなかったが、今季は左翼を守った12試合で4本塁打、打率･395と絶好調だ。
先週初めには真新しいグラブが届き、うれしそうに何度も叩いた。
「まだ慣れさせないと、試合で使えないよ」
打って守る、松井本来のスタイルは取り戻した。
12日で36歳になった。もう若くないことは実感している。
けれども諦めの2文字は頭にはない。
更なる成長を目指して、これからも松井は打ち続ける。

(2010年6月28日)

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