西武・細川3戦連発計12打点!! 父の日もお父さんは頑張った!!

20日に行われた西武対ソフトバンク戦。父の日に行われたこの試合、2児の父である西武・細川亨捕手（30）が三回に放ったは逆転の6号満塁本塁打。
18日にプロ初の満塁弾、19日には3ランと適時打を放った細川は、この3連戦で計12打点の大爆発。

絶好調のオヤジがまた打った。
「また満塁にしてくれ、と思っていた。でも、打った瞬間は入るとは思わなくて、全力疾走だったけどね」（スポーツ報知より）
2点を追う三回、二死満塁。放った打球は左中間席に吸い込まれる逆転の6号グランドスラムだ。
大歓声に包まれながらがむしゃらに走る細川は、二塁ベース手前でやっと走る足を緩めた。
交流戦まで打率2割前後をさまよっていた9番打者、突然の覚醒に渡辺監督も驚きを隠せない。
「2度あることは3度あるんだなあ、と思って見ていたよ」と三塁ベンチで絶句していたときの心境を語る。

幸運の始まりは愛する息子にもらったのだろうか。
18日の試合前に4歳の長男から少し早めの父の日のプレゼントに似顔絵をもらった。
「全然似てなくて。ひげが生えてたからね」と笑う細川。
しかし、その絵を壁絵に飾った日から大爆発が始まったのだ。
「ホームランを打たないと『打った』って認めてくれないんだ」
この3連戦での大爆発は、プレゼントのお返し、といったところだろうか。
息子にしっかり威厳を見せ付けた。

交流戦を3連敗で終えたチームも、ソフトバンクを3タテで復活の兆しを見せている。
この日、細川がチームに配った水色のリストバンド。
刺繍された「親父」の二文字がカッコよく見えた。

(2010年6月21日)

その他のBASEBALLニュース